熱あてその壱

 私は本の評をする、という行為に違和感を持つ*1のだけれど、それはなぜかと考えみれば、大体、

  • 「評をする為に読むわけではない」
  • 「評して周りに(多くの場合自分を)教える為に読むわけではない」
  • 「自分が評した事によって書かれた本を読みたいわけではない」

 というのがあるようだなぁ、と考えた。
 特に重要なのは三つ目で、自分が読みたいのは「その著者が書いた本」であって、「その著者にj自分用に書いてもらった本」じゃあないんだなぁ、とか。
 本を読むのは、私の中では突き詰めると「自分では考え付かない事を読む」という楽しみなわけだし、感想を書くのも備忘録とその時の自分の考えを書き付けることでしかないんだよなぁ。
 だから自分の延長線上で考えながら他人の書いた評を見てしまって、「なんだかなぁ」と思ってしまうのかもしれない。

*1:なので自分でする分は感想文か妄想気味な思考