感想 玉岡かがり 『ダブルナイト 1』

ダブルナイト (1)(まんがタイムKRコミックス)

ダブルナイト (1)(まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容。男嫌いと女装っ子! 帯にラブコメって書いてあって、そうだったのか! とエウレカしました。読み返してみると、一話目でユキがラブってましたな。単に懐いてる以上のモーションが無かったので、読み終わる頃にはすっかり忘れてました。今はきらら買ってるから続きも読んだわけですが、稲穂がラブに気づいた、と言うくだりが上記のような状態だったので、結構びっくらこいたのも思い出しました。一応、一巻終盤からそれっぽい雰囲気でしたが。
 見所。わりとゆったりした俺の「ペース」!! 感。これだけ取り出すと真っ当な萌え4コマですね。いや、これ自体は十分に萌え4コマですが。男に萌えを発生させる時点で釣り用語的に言って外道ですが、まんがタイムきららは他にも変り種が多い印象なので*1、その中ではキャラメインとクスリ笑いを誘発する流れに非常に真っ当なものを受けてしまいます。萌え4コマかくあるべし、といえばいいんでしょうか。
 さておき。キャラ的なものの見方で言うと、メイン4人だと断然トップで稲穂なわけですが、脇だと意外に稲穂パパが好きでした。いや、好きです。どんどん出番が無くなっていってますが、意外と好きです。大事な事なので二度書きました。やっぱり娘を大事に思ってしまうお父さん、というのは見ていて面白い空気を発するもですから、そこがいい。でも出番が。まあ主役じゃないから仕方ない話です。
 余談。これもちゃんと二巻目だせるのかしらん、とか思ってしまいました。いや、実際問題名作ではないにしても良作ではあるし、安定感も頭抜けているとは言わないまでもなかなかの物があるとは言えるので、安定して巻を重ねそうではあるんですが、この間「鳩町」が終わってしかも2巻出ないという噂を聞いて愕然としたので、これもそういう羽目に陥らなければいいなあ、と思ったのでした。余計なお世話ですが。ああ、こう思うってのは結構気に入ってるんだ、これ。

*1:あくまで個人的な印象。だから買ってる、というのもありますが