そこまで言うたるな。

 薬、シロップ薬飲んで寝たら風邪は回復傾向! 傾向、という辺りを察していただきたいっ。まあ、無理しない限りは大丈夫な状態ですが。ということで映画を見に行く。

レッドクリフ

 素直に赤壁って言えよ、と言われて久しいですが、気が付いたらパート1とか銘打たれていました。その辺で察せ。
 かなり期待ゼロに近い、秘技無期待状態で見たので、楽しめたには楽しめました。一言で言い表すと、「無双い!」でした。どれだけ無双いかと言えば、見た後帰ってから、「真・三国無双4」をいきなり一時間ぐらいやってしまうくらいには無双かったです。というかぶっちゃけ五虎将軍強すぎる。バランスブレイカーというか、製作者が完全にバランス調整放棄してますよ、これは。兵は塵芥の如くの状態なので、強さが際立つと言うか突出してました。まだ普通人かと思った周瑜もわりと深刻そうな攻撃食らってもぴんぴんしてる辺りで察せ。ただ、こういうアクションが撮りたかったんだなージョンウーはー、と変な所で納得してしまうパワーはありました。ワイヤーとか無しで体でバトってるのは見所と言えば見所。血もしぶくしね!*1
 後、男臭いのも見所。放っておくと無尽蔵におっさんばかりが画面に映っているという事態がままあって、これは逆に苦心して女性キャラの出番作ってたんだなー、とか。そのせいで曹操がああー、なことしてましたが。それまで上手くも無いが酷くも無い程度の味付けだった曹操が、なんか一気に矮小化していまして、なんでよ、なんでなのよと。後、魯粛コメディリリーフっぷりとかも、その、……。*2
 でもまあ、ある程度問題を流しつつ、アクションシーンを目当てに見れば、十二分には楽しめるとは思います。問題を流すのが辛い、という向きには厳しいかもしれませんが。

それからどした

 本屋のケアについて考える。ちょっと気を抜いたら、というか買わずにいたら、家から一番楽に行ける本屋がアワーズを取り扱わなくなったぽい。あるいはかなり取扱量が少なくなって売り切れたぽい。複合店でしかも本屋としての規模は中規模なので、そういうことはあるとは思うのだけれど、買いに行って目当ての本が無い時の絶望感というのは、生半には消化しきれない。映画見る前に時間があって、併設の本屋*3に行った時には置いてあって、でも今買うと荷物、ということで買わなかったのが悔やまれるるる。ああー。でも俺が買えるアワーズは一冊までなんだよ。色々と本屋をケアしてると、どうしても一箇所というわけにはいかない。だからこういう目にもあうんだけれど、やはりやりきれない。アワーズ自体が縮小傾向なのかなー、とかるるるるーとするのでありました。
 さておき。本屋のケアについてである。こんなことを考えて本屋を利用するのは邪道ではなかろうか、とか思わなくも無いが、そもそも道の出る幕じゃねえ商売、ひいては生活の話なのでそこはご容赦いただきたい。
 さて、本屋のケアについてである。仕方については、その本屋に求める物を、それがある時に、定期的に購入する、というのが基礎である。求める物が無いなら買えないので、ある意味当然のことと思われるかもしれない。しかし、ここが一番肝心且つ難関である。思われるとおり、置いてない事にはケアが始まらないからである。詰まる所、基本形からして向こうの、即ち本屋の、アクション待ちなのである。一応、それ、つまり欲しい本系統の買い物を重視するというのも、働きかけとしては正しいのだが、こちらのモーションに一向に反応しないマグロなる本屋も時としてあり、こうなると手が出せない→ケアしない→行かない→桶屋が儲かるという地獄風味の流れが出来てしまう。そして、気が付けば本屋がなくなってしまうのだ。町の本屋は受難の時代であり、おそらく衰退期であり、つまり気を抜けば本屋が遠のくのである。この辺りは各自で留意していただきたい。
 そう、皆々様に、留意していただきたいのだ。ケアしていただきたいのだ。本屋を愛でて欲しいのだ。はっきり申せば私一人の力ではどうにもならないのである。人一人の購買力なんてのは高が知れている。だからこそ、一人でも多くの人が本屋を自分用にケアする、という思想を持っていただきたい。そうすれば、近場の本屋がわりといい品揃えになってくるかもしれないのだ。そうなれば、アマゾンで1500円を気にして本を買わなくても済む。一冊だけ適当に選んで適当買って、適当に読んで、はずれを引いてショックを受けてネタにする事も可能になるのである。そういう本屋の使い方を、もっと我々の側が持つ事が、豊かな、またはある意味豊かな読書生活に繋がるのではないかと、私は思うのである。

*1:「300」っぽい絵が出てきた時は笑いました。あれはジョンウーにも衝撃だったのかー、とか感じいってしまいます

*2:周瑜はわりといい感じ、には見えました。馬のシーンの小喬いる必然性の無さとか凄いですが

*3:絶望したのとは違う本屋です。一応