感想 ヤス 『じょしらく』5巻

じょしらく(5) (ワイドKC 週刊少年マガジン)

じょしらく(5) (ワイドKC 週刊少年マガジン)

 大体の内容。「アニメ化中にいとも容易く行われるえげつない行為」前から酷いとは思っていたけど、これはひどい……(チャージマン研面で)。という呟きが自然と出てくる、それがアニメ化中から終了に掛けてが収録された『じょしらく』5巻なのです!
 ウザンヌ回収録なのもトピック。一回で出来る破壊をかっちりやった回ですが、それはアニメの方の無茶さを見た後だと、若干穏当に見えたりするから、アニメ『じょしらく』は如何にあれなアニメだったかが分かろうというものです。ほぼ冗談だったCV:新谷良子をガチ起用で答えるんだから、無茶苦茶だよアニメ。
 という感想がぽろっと出ますが、しかしそれだけでいとも容易く行われるえげつない行為とは言えません。そこ以外が大変やばい。ヤバイ級でやばい。それが三つもあるので三倍点! と言う事で、ちょっと規制掛けた方がいいんじゃないのか、という感じになっております。
 まず初めに三十五日目「担当ほしい」。担当が居ないから無法地帯だぜヒャッハー! とマジヒャッハー!する回。支配って言葉が連呼され過ぎネタにされ過ぎでゲシュタルト崩壊一歩手前なのもアレですが、最後の眼鏡の眼鏡ブラ(婉曲表現)はやばいんじゃねえのか。隠してるから良いのか。ポリタンとお姉さんにおけるお姉さんのCDブラと同じ理屈か。それだと仕方ないな。ととりあえず思うしかないぶっ飛び具合ですが、まだ序章。
 次に三十六日目「芝居プロ」。プールがどうのうというのからプロ市民プールに内容が発展。更に某原の発のプールをプロ市民が監視する、からマリーさんが棒がというので違う方向に大発展してヤス先生落ち着いて! 久米田先生も変な台詞考えないで! という悲鳴を上げない訳にはいかない大ハッスル! なのに最終的にキバヤシが家にプール持ってる>人類滅亡に突入するカオス回となっております。訳が分からないよ!
 最後に三十九日目「高原清水」。苦来が秋の味覚がそれほどでもから、酸素が少ないと味覚が鈍って美味しく感じるよ! に行き、それからマリーさんがスパンキングされる展開へと発展します。もう掲載誌の限界点を軽々と越えているようにしか見えないあれな暴挙が繰り広げられます。最終的にあすに菊というとんでもない比喩表現が飛び出す結果になり、事ここに至って、久米田てんてーが病んでいる方のヤスを軽々と導き出したというしかありません。やっちまった、やっちまった……。
 そんなあれな回ばかり目に付きますが、他の話も大なり小なりあれなので、結局どこを攻めているのか分からない漫画となっております。一生どこへでも、ついていきます! という気持ちにすらなるその無茶さ。これアニメ二期無理だわ……。