感想 高尾じんぐ 『くーねるまるた』3巻

 大体の内容「ビンボーだけど楽しい毎日!」。今回もいつも通りにビンボーだけど全然それが悲壮感とかなく、ただ平素に楽しい毎日を進める漫画、それが『くーねるまるた』3巻なのです。
 1巻(感想)2巻(感想)と貧乏というかビンボー生活するマルタさんですが、今回もそれは全く変わりません。ビンボーでお金は自由に使えない。でも楽しそう。そ
の辺は基本テーゼでありまして、揺るがないのは当然でありますし、ここでビンボーを悲壮に描かれても困るというか、そういうの読みたい訳じゃないんです! と言えましょう。マルタさんが楽しく生きているのを見て、こちらも楽しくなる。そんなwin-winを求めて、この漫画を読んでいるのであり、そこを全く忽せにしないからこの漫画は好きなんですよ。その辺は最低限の安全弁という見方も可能ですが、とりあえずマルタさん可愛いなー、というのはしっかりしておるのもいいです。可愛いは正義! 何年経っても、女性は可愛いのです! このままおばさんになっていくマルタさん……。ありやね……。
 今回の巻のマルタさん可愛いシーンは、ツナサンドの秘密を知る為に(金銭面で)頑張ってバーに通うとこと、鰻の香りでご飯を食べるとこでしょうか。やはり食い意地がはっているとこはマルタさんの特徴なので、その部分が出ている所はとてもチャーミングですヨネ。特に鰻の香りでご飯を食べる、という某オードリー春日の秘奥ダクト飯を彷彿とさせるというかほぼ間違いなくそれなのに、可愛いなあ、と視界がマスキングされた感想を出してしまいます。一応、ご飯には蒲焼のたれで焼いたお揚げの混ざったおにぎりなので、単なるダクト飯ではないのですが、でもよくよく考えるとあれはあれでかなり奇特な行動だよなあ。←マスキングとれた
 さておき。
 この漫画は食系漫画の一類なので、今回も美味しそうな物が出てきます。相変わらず、簡単お安く、でも美味そう。そのラインは維持されております。今回は台湾風肉そぼろ、肉燥(パーソー)が時間が掛る点以外は楽そうで且つ応用も利くのでいいなー、と思いました。ねぎ多めなのが特にいいなあと。餃子の中身に使うアイデアも想像するだに美味そうでありました。神永さんが店出せ! 金は出す! とか言い出してたので、相当ですよ。でも、中身としては作るのに手間がかかり過ぎる(ねぎを70〜80分、焦がさないように、だから相当である)ので、あんまり上手くいく未来見えないですけど。
 とかなんとか。