まんがタイムきららチェックポイント(2024年7月号)

まんがタイムきらら 2024年7月号 [雑誌]

先に総評

「ゲスト掲載が、やっぱり多くございますー!」
「何ぃ!? それは真実(まこと)であろうな!」

 と、亡きギース・ハワードと新作でその後釜についたらしいビリー・カーンの寸劇はさておき、今回は癒衣さんときも君、そしていつものまんきつとあっちこっちがいないという、あれ? 平常運転か? という感じになるくらいには、無印のゲスト攻勢が恒例化してまいりました。MAXみたいに新連載になりそうなアトモスフィアがあるのもないし、橘さんは頼りにならないし……。
 ということで、連載している連載陣は堅調ですが、今後のことを考えるともうちょい連載化しそうなゲストはいないんですか!? 誰かきらら無印の新連載を獲れそうな漫画家さんはいらっしゃいませんか!? と頭クルクルパーな台詞が出てしまいます。慢心、環境の違い……。
 というか、本当にきらら無印は結構まずい状況なのでは? という老婆心が爆裂究極拳します。実際、MAXのが安定しているからなあ……。流石にこのままでゲストが三割とかあると充実度が違いすぎる……。
 とかなんとか考えてしまうくらいに、きらら無印そろそろやばない? というのが今回の総評でした。

個別チェック三連弾

  • 若鶏にこみ『かみねぐしまい』
    • ほこさんの、意外な性癖が明らかになる! という話。言われたかみさまちゃんが凄い表情をしていて、そこだけで今回のMVPはほこさんだったな、といえるものでした。まあ、足の裏が見たいってそりゃそういう顔になるよね。そして語られるツギノさんとほこさんの馴れ初め。やはりギャップ! ギャップは全てを解決する! からの、ツギノさんをなんかしてなんでもできるようにしちゃうかみさま。なんのかんの超越者なのな、かみさま。で、何でもできちゃうので性癖を発露するほこさん。ビビりつつもそれはする、というのでできておる喃……。ってなりました。普通はそこで引いてできないですよ。
  • 三上小又ゆゆ式
    • 一日が予想通りに終わりそう! というので打ち破りたあゆず子さんですが……。『ゆゆ式』は常に予想の微外をついてくる会話劇漫画ですが、ここまで明確に打ち破りたあとか言い出すのは珍しい。というのもまた予想の微外です。とはいえ、一年生食べないでね? というのはどういう予想外を求めているんだ、とはなりますが。ですが、唯さんが食べるって、つまり食事的な意味ではないとしたら……? とか考えだすと流石に予想が違いすぎるしそういう漫画じゃねえからこれ! 同人誌とかの話になるからな!?
  • ルッチーフ『ほうかごバスケット』
    • ちゃんとバスケ漫画しているー!? ととんでもなく酷い言いかたしてしまいましたが、初期からちゃんとバスケネタとしてましたね、そういえば。でも、今回はちゃんとバスケの理解がある内容で、どうやったらレイアップがちゃんと入るか、というのをやるというきらら漫画とは思えないくらいにちゃんとしたバスケ講座でした。意外とちゃんとバスケやっていく漫画になるのか、この漫画。運動系部活漫画はきららのイメージではなかったけど、最近はそういうイメージを崩してきているとこあるし、あるいはちゃんとしたバスケ漫画として成り立ってもいいかもしれないなあ、とも思ったりしました。

今号のワンワード

しなの先輩とボケがかぶった…

  • 滅多にしないボケをした真帆さんですが、しなの先輩も同じネタをしてきて、という展開。地味にしなの先輩Disってないか? ですが、しなの先輩と被るのはなんか大きなミスのような気がするのは分かる。そういう雑なボケをするし、実際全然面白くないのにかなりドヤ顔でやるし……。まあ真帆さんもドヤ顔してたけど。