申し訳のない気分

 え〜とですね、ここ最近ですね、
 成田良悟で来る人がげっちゃ多いんですが、
 これは何でしょうか、神の見えざる手とか言うやつでしょうか?
 皆さん、そんなに成田良悟好きですか?
 私は大好きです。 今年の新人で一番好きです。むしろ一番ラブです。
 「すなわち、愛だな!」「愛だね!」
 えー、なにか変なのが出ましたがさておき。
 どれ位ラブなのかというと、一人で「バッカーノ!」のムックを作れる量のネタが浮かんでくるけれど、明らかに一人でやれる量じゃないので途方にくれるレベルです。 よく分かりませんね。
 書きたいネタがことどとく要調査なので、迂闊にかけないというか。
 なので馬鹿な事でお茶を濁しますが、
 今のところ「バッカーノ!」で最もイイキャラなのは、
 “葡萄酒”こと“クレア・スタンフィールド”だと思うんですよ。
 運動能力抜群で自信家だけど、それ維持する為の努力を怠らない大層な努力家でもあり、自己中心的ながらも義理に堅く職務にも忠実であり、一人の人を思いつづける一途な面もある、
 こう書くとなかなかの好漢ですよ、彼は。
 ただ、これらの部分が“バカ思想&ウルトラ身体能力の殺し屋”という設定の為に畸形的にねじりあげられて、上記のことから連想される人物とは730°位違うキャラクター性を獲得するに至っているのが問題ですが。
 というか読んでる最中ずっと思ってましたよ、「何だこのバカ」って。
 で、このバカが「鈍行編」で出てきたやばい人たちを、次から次へと(いろんな意味で)食っていくわけです。
 それがもう、ほとんど怪獣映画のノリになってしまう辺りが、このバカの無茶くちゃさを良く表していて私は大好きなんですが、世の中の評価的にはどうなんでしょうかね?
 ピカレスク風味スラッシャー映画な「鈍行編」とバカ怪獣映画の「特急編」の二つを同じ時間軸を使って書いたというのは、結構評価できると思うんですけど。
 この辺をもう少し掘ると、「鈍行編」と「特急編」の主役の相生相克関係とか出てくるわけですが、例によって長くなりそうなので保留します。
 というわけで、需要に対する供給をひとまず終了。