買うのこと

結局昨日は神保町には寄れなかったものの、家近くの本屋にはよる。
そこで古橋秀之前嶋重機蟲忍 ―ムシニン―」*1とか「文学賞メッタ斬り!*2とかその他もろもろを衝動買い。
で。
蟲忍」ですが、これは著者が「古橋秀之前嶋重機」の一括りで言わないと嘘になるというか、「徳間デュエル文庫、トンでるなー。」というかな無茶な一品になっております。
具体的に言うと、高野和さんの「七姫物語*3とか田口仙年堂さんの「吉永さん家のガーゴイル」の二巻*4とかのような、カット織り交ぜ系とでもいいましょうか。
いや、川上稔さんの「創雅都市S.F.」の方が近いかな?
普通ライトノベルだとページ数的には「文章:絵=19:1」ぐらい―もうちょっと文章が多いかな?―の比率なのに、「蟲忍」は「文章:絵=2:1」位の比率なので、上記のように、著者は“二人まとめて”でないといけないわけです。
つーかがんばりすぎだよ、徳間デュエル!
それにしても。
これって人によって「値段の高い安い」の感覚に差が出るだろうなあ、思うのです。普通は「絵が多いわりには安い(619円)」と思うだろうし、私は「またアホがでよった!」、って具合にこういう装丁を楽しめたりするんですが、これが古橋スキーの方だったりしたら、さてさてどうなることやら。