現代漫画読学 第X回 「予告(やらない公算が大)」

 前に、ここで書く楽しいものが欲しい、とかぼやいてましたがこの度、漫画の読み方から漫画を見るという方法を思いつきました。 上手い言い方が分かりませんので一応「漫画読学」とします。
 はっきり言って、漫画を描いている作者の精神とか、テーマとか、時代がどうとか、仮託がどうとかは、私にとってはイッツアノーインタレスティングな事柄、というかわけわからんのでそれについては目をつぶり、その代わりに自分の漫画の読み方から、私が漫画をどういう風に見ているかを考えてみる遊びです。
 思考段階では何個か大枠の完成はしているんですけれど、それを書く時間が上手く取れないので、選んだものと副題だけ書いておいて、これを後々書くように、という風な命令としておこうかと思います。 文章のテンションは柳下毅一郎氏の必殺記法「内噴決壊5秒前」、つまり感情押し殺し文章で。
 つってもやらない可能性超絶大とか、既に誰か似たような事を書いてる可能性とか、いろいろありますが、まあ覚書という感じで、メモしておきます。 途中の空きはキーワード対策ですので他意はありません。

  • 松井 優征「魔人探偵脳噛ネ ウロ」 〜スケアリー・モンスター <漫画読学緒論>
  • 天野 こずえ「ARI A」 〜漫画という名のサイレント <無音論>
  • イダ タツヒコ「美女で 野獣」 〜快楽原則 <作者のフリーハンド>
  • いとう みきお「謎の 村雨くん」 〜血中漫画濃度 <発想の漫画化>
  • みなぎ 得一「足洗邸の 住人たち。」 〜擬音の長者 <擬音の効能>
  • 八房 龍之助「宵闇眩 燈草紙」 〜現代伝奇病異聞 <細かいという事>
  • 高遠 るい「シンシア ザミッション」 〜らららノワールの子 <己の愛に捧げる一話>
  • 米原「ダイモンズ」 〜見開きに魅入られて <ページの使い方>
  • 椎名 高志「絶対可憐 チルドレン」 〜本紙の品質 <紙の大きさと質>
  • 山口 貴由「シグルイ」 〜マッドナレーター <裏返った地の文>

 とりあえずは、ネウ ロかARI Aは簡単なのですが、根本的に恥ずかしい以外の何者でもないので、どうしようかなあ。 まあ、辱める為に書く、というのがここでの嗜みだから、気にしないでやってもいいんだけれど。
 誰かからご要望があったらやる気がでるんだけれどなぁ。「素直に要望希望って言え」
 まあ、以上。