「清涼院流水スーパーインタビュー」を読む

 流水氏と担当編集太田氏との、インタビューと言うか対談と言うか。
 正直なんというか・・・。
 熱い、というよりむしろアツアツと言った方が良いですね、この二人。
 こういうインタビューで“ほほえましい”とか、“後は若い二人に・・・。”と言う言葉を使いたくなるとは思いませんでした。 それほどの蜜月っぷりです。 
 その熱量(アツアツっぷり)に当てられたのか、流水氏の本は一冊も読んで無かったりする私が、「流水大説」を読んでみたくなりましたよ。
 そして、良く知りもしないくせに流水氏を「流水兄さん」と呼ぶ事に、私の中で何故か決定しました。
 それはさておき、このインタビューは「流水兄さんがどういった者か」を確認する意味合いが強いように感じましたね。
 「誰もちゃんと言ってくれないから、自分達で」という事なのでしょうか。
 流水兄さんの過去話が、小説家になった辺りを中心にしている辺りが、そういう臭いを発しているような。
 そうする事によって、流水兄さんを目当てで買った層以外にもその存在をアピール且つ浸透させよう、という狙いなのではと邪推してみます。
 その妄想からいうと確かに、編集の太田氏は“ずるい”んだと妙に実感しました。