ゆったらいだぁそうせいき

ひら仮名のやわらかさって良いですね。
その、なんっていうか、手触りというか肌触りというか、口当たりというかぁ、舌の感触というか、口の端から漏れ出てくる感じとか。
よく分からんあほな入り方はさておき。
ここ最近、「吉永さん家のガーゴイル」といい、「先輩とぼく」といい、まだ読んでないながら「ぺとぺとさん」といい。
特に深刻な話に突入しないで、ゆたーっと話を展開するものが増えつつあるように感じるのですよね。
まあ、自分の感覚なんていうのは大体「そうであって欲しい」という風に考えるからで、実際は「データの見過ごし」であることが往々にしてあるわけですけれども。*1
しかし、「吉永ガー」も「先輩とぼく」も続刊が確定しているみたいですし、「ぺとぺとさん」も続刊しそうだなー、と勘が言ってます*2ので、しばしこういう流れが出てくるんじゃないかしらん? とか思うのですよ。
なんでかな? と考えてみると。
やっぱり、年取ってくると激しいものはちょっと・・・・」って部分があるんじゃないかなー、とか。
ええかげん、そういうネタは飽きたんよ」ってのもあるかもしれません。
余暇でまで深刻ぶるのは嫌だ!もっとゆるゆるしたものを!」ってな考えからかもしれないですねー。
とまあ、考え出しても答えなんて出ないわけですが、ゆるゆるとしたものの流れは確実に出来ていて、もうしばらくすると一大勢力にはならないまでも一角を担うぐらいにはなりそうだと言う予感がします。
時代はゆるい方に流れているのです!
 
で、余談ながら。
このゆるい方の系譜を勝手に捏造してみると、「フォーチュン・クエスト」あたりに行き着くのが妥当のような。そこから「スレイヤーズ短編」とか「オーフェン無謀編」の「ドラマガ短編」の方を流れて今の「日常ゆったり型」に結実し様としてるのかもなー、とか。
ああ、そう考えると日常型の癖にダウナーな「され竜」って異端だな、やっぱり。

*1:至近だと「なばかり少年探偵団」「撲殺天使ドクロちゃん」とかもそうだと言えますし。

*2:ファミ通文庫は弾が無いからなー