ふぃっとねす (1) (IDコミックス 4コマKINGSぱれっとコミックス)
- 作者: ストロマ
- 出版社/メーカー: 一迅社
- 発売日: 2010/11/22
- メディア: コミック
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大体の内容。「動かそう、体! うん、ホントホント。今、今! 今から動かすからっ!」。運動系漫画、というと具体的なスポーツを意識してしまいがちな我々ですが、この漫画の運動はフィットネス、つまり健康の為に適度な運動。ガチガチに努力友情勝利を目指したりはしません。基本的に女の子わんさかコメディの体裁なので、カワイイなあ、という基本的感想を持つタイプの漫画であります。
が、しかし。この漫画はストロマ漫画なので、カワイイだけでは終わりません。というか、ゆるいノリなのは女の子わんさかコメディの基本姿勢として存在しますが、そのゆるゆるさはしかし、きちんとしたボケとツッコミの関係性によるメリハリが担保としてある、ただゆるいだけでたまにボケツッコミが機能するみたいなのとは一線を画すきちんとしたコントになっており、ボケたらちゃんとツッコむって偉大だな、と思わせてくれます。素材として、フィットネスという部類を選んだのは、所謂萌え4コマのスポーツ物、部活物では出せない味、ガチでないからこそ出せる味を目論んでの事だろう、とは予見出来ますが、しかしここまでだらだら出来そうな部類でメリハリのあるコントを構築出来るストロマ味恐るべしでありますよ。
キャラ的な話をすると、こういうコント系には当然必須と言えるHENTAIキャラその1としての属性を振り分けられた神凪さんが、しかし自覚が無いというある意味恐ろしい立ち場を得て、その上それで輝いているのが素晴らしいです。ブロント語を使うのを許されるなら、「お前それでいいのか?」という位には自覚がありません。主人公である誠対して、まるで自覚が無いがゆえに、自然体で軽度HENTAI行動が取れて、この漫画のコント成分を押し上げる要因にもなっているんですが、でもかなりのHENTAIであるがゆえに、見ていてうわあ…。とか思ってしまいます。それもまた、ストロマの手の内ではあるんですが、それでも思ってしまうのをとめられない。いやあ、いいキャラしてますよ。と言いつつ、一番好きなキャラは虎谷さんなんですけどね! 誠スキーっぷりがカワイイです。ちょっと小悪魔というか、悪魔よ、サタン! って感じがありますけど、そこがまた。と言うか、この漫画のいじり系キャラは大体悪魔属性が高い気がしますけれども…。
さておき。
萌え萌えした絵で、しかしギャグ漫画的コントもきっちりしたの読みたい向きには、なかなかいい漫画なのではないかと思います。気になる方は本日開いたぱれっとonlineでさわりである一話二話、そして最新話が見れるので、要チェックや!