感想 六塚光『レンズと悪魔 (1)魔神覚醒』

レンズと悪魔〈1〉魔神覚醒 (角川スニーカー文庫)

レンズと悪魔〈1〉魔神覚醒 (角川スニーカー文庫)

 内容を要約すると「六塚ファンタジー?始まり始まり」。
 自分の中で何人かいるワイルドシングが帰ってきました。これはしっくり。ファンタジーなのに、微妙にノリが現代モノチックだったり、探偵と拷問吏の区別がついてなかったり、眼にレンズを入れてコンタクト(召喚)だったりする辺り、いつもどおりなのか、と感じいりました。
 話としては滑り出しの所なので、こんごどうなるやら、ですが、やはりルール無用の残虐ファイターな側面が顔をのぞかせてくるのかなぁ。風評だとそう聞くから、その、困る。
 にしても、今回のメインキャラとも言えるのが、最後の方まで出てこない、というのありなんじゃろうか。その後のバトル展開の説得力とか、と思うも、よく考えると乱丁のせいでまともに読めてなかった自分は、それを言える立場じゃねえなぁ。他のキャラのキャラ立ちが良いだけに余計にそう思うのかもなぁ。
 ひとまず、次巻にも期待。