例によって長いので格納
先に総評
今回は前衛中衛後衛、どれも高い安定度を誇っていた回ではないでしょうか。というのも、新連載が入ってピリッとしたのと、『まーぶるインスパイア』がゲスト攻勢が多く、穴の開きやすかった中衛に移動する、そして『チェリーブロッサム！』が『あっちこっち』の穴を埋めるように前衛ニ位へ移動するという謎の展開があったせいです。後衛の一翼が中間まで来たり大抜擢があったりすりゃあ、そりゃ全体がピリッと引き締まりますわよ。その『まーぶる』の抜けた後衛の穴は、最終回という事ではっちゃけた『かたつむりちゃん』と色々地に着いている『かみさまのいうとおり！』、それに新連載『箱入りドロップス』が埋めた、というのが私見でありますが、たぶんそんなに間違ってないと思います。
さておき、新連載。『ホシゾノギルド』は本気で新連載。プレ連載と言うか、ゲストでも一回もなかったので、ここぞできっちりと第一回を見せてくれましたが、いい一話だったんじゃ、ないでしょうか…。（稲田徹ボイスで） というのは冗談にしても、登場人物でメインのキャラの登場の仕方、その人となりの見せ方、関係性、どれも綺麗に決まっていましたし、する部活がやや地味な印象なのを除けば、かなりいい感じでテイクオフではないでしょうか。
一方のゲスト二回しての新連載化『箱入りドロップス』ですが、こちらも大した新連載面ながら、キャラの関係性が分かりやすく、この回から入ってもそれほど混乱はない感じでありました。まあ、もとよりそんなにこんがらがるような関係性を持ち込むきらら4コマは少ないだけ、とも言えますが。
どちらの新連載も安定感は高く、誌面をかき乱すような存在ではないですが、下支えはしてくれる安定株になる、といいなあ、とか思うのでありました。
個別チェック三連弾
- 『しかくいシカク』
- 部活動開始！ 今回も茜ちゃんが大変可愛かったのでもうそれだけでいいじゃないか…。と変な諦念が発動しますが、ネタも正統派から異端、小刻みに大味にとメリハリがあり、パロネタで攻めないでも出来るんだな、ざら！ と思わせてくれました。あ、後、シーツ纏った茜ちゃん最高です。
- 『ましゅまろ×タイフーンッ』
- 最近の雛きな子押しが強すぎるのは、なにか危機的なものを感じているのか、それとも単にこの二人をちゃんとクローズアップしないと、ってことなのか。意見は分かれると思いますが、個人的には新キャラ押しばかりよりは、こういう話でいきなりいい話っぽく締めるこの漫画の底力が生理的に好きです。
- 『うさかめコンボ！』
- 温泉管理委員！ なんと聞こえのよい言葉かー！ という事で感謝しつつ皆でお風呂掃除。大型学園4コマっぽい…！ まあ、そのジャンル自体それほど現存数があるジャンルではないですが！ でも、皆で掃除ってほっこりするなあ。単調にならない様に、色んな部でそれぞれの個性が出たりしてるし。いいなあ、これ。
