電撃4コマvol'186徒然に感想

松ぼっくりツクモケーション」

  • 前回からだいぶ間が空きましたが、確か妖怪退治業の人たちがやってきてたんだな、というのを思い出しつつ。やってきた二人がだいぶ勘に頼っているので大丈夫なのか、こいつらの組織。って思ったり。とはいえ、どんな優れた機械があっても、最終的に人間の勘ってのは大事だしなあ。今回も、スカウターみたいなので見たら日奈ちゃんは妖気ありだって思われちゃって一戦すらあっただろうし。
    • というか、坂木原さん(名字今回初だったっけ? 前は名乗って無かったような気がするが)が案外バカで、明日葉さんも、っす子なのでバカっぽい、というやっぱり大丈夫なのかこの二人に任せて感が強い。坂木原さんは発言からするとロートルというか、一時期離れてたっぺれえから、元の職能はしっかりしてるんだろうけども、明日葉っちはねえ……。こっちも妖を感じられてないっぺれえから、ロートルと新人合わせで一人前って意味での二人組なのかしらね。
      • 明日葉っちが、普通に学校に行っているようなので、坂木原さんも土建屋は仮の姿というか、そっちもしつつ退治仕事もしてるんでしょうかね。退治仕事って金にならなそうだし。というか出るとしたらどっから出るんだ金。
    • 蔵沢さんの塩対応(物理)が凄い頼もしい。妖の事どこまで知っているか不明な彼女ですが、むしろ知らなくても問題なさそうだなあ、あの度胸だと。
    • というか、七夕の頃なんだな、今現在のこの漫画の時間。季節感! とか思ったけど元から季節感と寄りそうのは他の漫画がしているし、ストーリー面と情緒面を考えるとゆっくり時間を進んでいく方がこの漫画にとっては正しいとも思える。
      • 夕梨さんのたくさん書いた願い事の短冊が欲しい(直球)。決めた短冊より楽しそうなのたくさんありそうだし。あるいは、案外 真面目な内容のもあるのか。私、気になります!
ガード下の居酒屋とか鉄板焼き屋さんとか!
  • 直さん、お嬢様なのにこういう言葉がするっと出てきて凄く、おっさんくさいです……。
    • 庶民派お嬢様というのはあるけど、行く場所がおっさん臭いお嬢様というのは中々。味わい深いですな。

ゆとり「ちいさい奥さま」

  • 今回は寛二さんサイドの話。人の話を見聞きして、俺、あーちゃんさんという超絶理想と結婚できなかったらどうなってたかなあ、で想像をたくましくしてしまう寛二さん萌え。考え過ぎて寝れない、まで行っててカラダニキヲツケテネ! 事案です。大人のすることかー! 大人だから、するんだろお!
    • でも、朝にあーちゃんさんの顔が見れてふっと吹っ切れる寛二さん大人です。大人の男の素晴らしさがきっちり出てたですよね……。かこいいわー。某喫茶店のママさんなら普通に惚れるだろうなあレベル。
    • にしても桜さんに対する杏奈さんの話を整理されると、杏奈さんが不憫過ぎるですが、そこはどうしようもないので本当に応援しようすらないんだなあ……。現実は非情である。どこかで良い風に解決出来る道が模索されればなあ……。

宮須弥「enjoy! ネットぴーぷる」

  • 今回は特定ゲーム回。『AKIBA’S TRIP2』ですね、分かります。
    • プレイ漫画はそのゲームの味わいの深い所や、やった人の思想が見えるので楽しいですが、今回の妹ちゃん推しを見る限り、やっぱり1では眼鏡秘書推しだったんだな、宮須弥せんせ。と得心するなど。主人公の変な服装に対して身近な人物である妹ネタをあえて使わないのはそれなりの理由があったのだなー。というのも理解出来たりも。
      • その反省点から生まれた2の妹は、だから宮須弥せんせにはドンピシャだぜ! ってピシャ岡さん面になるくらいの良い子のようですが。というか、それが出来るなら前はどうして……。
    • しかし、武器が独創的で防具というか服も独創的だな、このゲーム。ケバブ棒って食べ物じゃねえか! そんな物で殴ったら服が肉汁まみれに! ←そこ?
「それから 新要素といえば忘れちゃいけない
 パンツ!」
「…パンツ?」
  • 力説される部分がパンツというのでアキバズトリップの異常性を肌で感じました。日本コワイ! 怖いじゃなくてコワイ!
    • それでいてこのバカゲー要素がゲームの部分にちゃんと貢献されているというのがまた。理性的に作られた狂気というか、狂気的に作る理性というかが怖いですね。

斉藤和衛「子供模様」

  • オニギリ、新年早々アオイさんに呼ばれるの巻。なんか寝ているアオイさんの隣で、オニギリは……。何もしませんでした。オニギリ……。お前ってやつは……。
    • というか、アオイさんはなんでオニギリを呼んだのか。荷物持ちとしてなら確かに適任なんだけども。なんか心理的に何かあるのかしら。あるいは、あれだけするっと忘れられて二度寝出来るんだから何もないのかもしれないけど。
      • 今年の抱負が現状維持、ってので現状維持が実行されるのか、それとも何か進展するからこそ現状維持という言葉を出したのか、という邪推でどうめぐりまぐらみしてしまったりも。考えてもしょうがないから来たら来たで即応するのがいいか。

北浜勇介「ゲ〜まん」

  • 立川さん事故りんぐからの漫画のお約束話。というか、立川さん事故ったのに結構軽傷でそっちのがびっくりしましたよ。絆創膏レベルで大丈夫、ってのに、ソーマト・リコールは見えたってのは単純に運が良かったのか。
    • お約束話は世紀末ヒャッハー雑魚が世界を救うっていうヒネリの話が楽しかったです。地井君が考え過ぎて感情移入してしまって、自分で考えた悲しい結末に、悪漢A−! って叫ぶ辺りが最高潮。感受性強い子やね、地井君。自分で考えたから余計に感情入っちゃったんだろうけど。
    • 寝込みを襲う(語弊)お約束が実際なら、も良かったですね。この漫画の女性陣の皆さんには勘弁願いたい感が満載で、ああやっぱり残念ハーレムだなあ、とも。鏑木さん、ハーフマラソンは20キロ以上あるんですよ? 結構時間かかりますよ? するんですか? というかしてるんですか?
裸エプロンだけどさ・・・
  • 揚げ物は確かに危険というか、服着てても油はねにアイエッ!? ってなるんだから服着てないと地獄めいてますよね……。
    • つか、した事あるのか、立川さん……。好奇心は猫を殺すじゃないですが、いくらなんでも恥ずかしくなかったのかしら。それ込みで好奇心だったのかもだけど。

こもち「我が王に願う」

  • 今回は前回が怒涛の設定開陳だったので、若干凪のような回でした。あまりに劇的な情報をぶっこまれた澪が、友達との何気ない会話で元気出る、というのがなんか良かったです。モブ友達が地味にいいこもち漫画の面目躍如ですね。
    • 今回でやっぱり風真さんは元嫁の事実を知っていたんじゃないかというのが提示されましたが、なんで言わなかったか、というのは今回の澪の状態を見るにそれを簡単に明かせる訳もないよなあ、とも。風真さんは本当にちゃんとしたお方であるなあ……。
    • 元気出す手伝いしてくれた彬さんとつららさんに贈り物を、の段階はいいんですが、それがUFOキャッチャーの品物で、というのはどうなんだ澪……。これだからゲーマーは……。そしてつららさんは自分でそれとってたという罠もあってこれだからゲーマーは……。更に彬さんにはちゃんと渡したいって燃え上がる澪。これだからゲーマーは!
      • あれだけ女性不信だった澪なのに、つららさんにも、というのはある意味前進である。女性不信克服なるか。ならんか。ならんだろうなあ……。
実はあなたのお兄さんが好きなんだけど紹介してくれって言われてさ…
  • モブ友達ー!
    • 澪と方向性は違うけど、ちょっと好きな子にこれって、相当ヘビーですヨネ……。モブ友達も女性不審にならなければいいが。

とげ「となりの特異点

  • 前回登場の娘っ子が唐突に泊まるー。とか言い出しての浪速てんやわんや師匠。角があって鬼っこというちょっと人外子でしたが、最近の電撃4コマはあちこちの漫画で人外が跳梁跋扈しているので、わりとインパクト無かったですね。この漫画でも龍っこいたし。
    • 案外迫害されてる部分がある、というのが言外にあるんですが、それゆえにちゃ子さん達の接し方は心が洗浄されます。イイハナシダナー。こういう話にするっと入れる素地がある漫画だったんだなー。
      • 一緒に寝る(婉曲表現)辺りでステラがちゃ子さんと抱き合って寝てるという話がちらっとでて、キマシ塔が建ちましたよ、ええ。
クソ―なんなんだよ過去のアイツのせいで今の私がドン滑り!!
  • あれだけのインパクトを前にしているのを前提としてないステラの単純な失策ですヨネ。というか龍変化みたいなのしたのより強いインパクトそうそうないだろ。何故見抜けぬ。リハクか。このリハクの目をもってしてもか。
    • ちょっとネタっぽく紹介して、というステラの想いやりのような気もしますが、失意体前屈してる辺り、案外マジで驚かせられると思ってたのかなあ。ウカツ!

野月楓「ゲマママ」

  • 燃え上がれ! 燃え上がれ! 燃え上がれ! ガンプラ! 回。丁度『ガンダムビルドファイターズ』が絶賛放映中なので、そりゃ元々素地のある沙由とラビは燃え上がりますわな。
    • ゲームネタも最初にちょっとですが、今回はやっぱりガンプラ主体。買いに行って完成までさらっとですが、プラモあるあるな内容でした。作る辺りがさらっとなのは、特にドラマ性追加できない、ネタも追加できないからですね、分かりますよ。某アリスのプラモでも作るシーンより買うまでのが長い時ありますし。
    • 沙由がこの時の為にお小遣い貯めてた、という辺りが可愛らしい。金持ちの家の子なのに、とも思ったが、そこはきっちりしているのが沙由ん家のしっかりした所と感じました。厳格とかじゃなく、社会通念としてきっちりしているんだなあ。
    • 今回最後の分かりやすいけど意味があるという困った手抜きには笑いました。そりゃ、版権的にガンプラ映せないけどさ! だからって! そりゃモンガも手抜きだこれ! 言うわ。
つまんねぇ…
  • 興味が無い物の買い物に付き合う事って大変つまんないですよね。女性の買い物に男性が手持ち無沙汰になるのも、興味が薄いからだろうなあ。
    • でも、それでも沙由の安全の為として付いてくるモンガはいい奴です。単にツッコミ役がいないと困るという側面もあるでしょうけれども。というか、ラビはバカだけど、女性には優しいよ! 女性に劣情をぶつけるとか今までした事無いしな!

入選作

  • 良い話過ぎて困惑しましたよ……。こういうのがするっと入ってくる入選作はだから好き。無用の長物とする人もいるけど、連載だとお目にかかれない内容とかがこうあるから、いいんだよ……。

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