『月刊少女野崎くん』アニメおぼろげ感想 第九回

説明!

 『月刊少女野崎くん』のアニメが面白かったので感想を書いていくコーナーです。基本的に、見てから三日後〜1週間程度置いて、記憶がおぼろげな所で感想をだらだらと箇条書きしていくという方法をとります。意味は特にないですが、その方が個人的に印象に残った部分が明確になるだろうという予感もありますし、これをした後にも一回見て案外印象違うなあ、とかしたいんですよ。
 さておき、それではいってみましょう。

第九号『ドキドキ、たりてる?』

  • 開幕雨。傘忘れた! な千代ちゃんと、傘忘れた! な野崎くんが織りなすアンサンブルの始まりです。
    • 上着を傘代わりにして、というのをやってみるという発想は流石の野崎くんですが、カバンもOKにする為にぶっちゃけジャミラ状態になって、更に入ってくか? って普通に考えて100年の恋も冷める気がするんですが、全然問題ない千代ちゃんは流石に野崎くん好き過ぎます。
      • ここのわーっ! と行ってわーっ! と帰ってきて駄目だったね、の流れは漫画版の頃から好きでしたが、動きとして本当にわーっ! と行ってわーっ! っと帰ってくるのを見ると、得体のしれない面白さがありました。なんだろう、馬鹿だなあ、という視点が浮上するからなのだろうか。
    • どうしよう、というそこに、瀬尾さんから傘のアシスト! ヒーローぽくってかっこいい! ってなる千代ちゃんですが、野崎くんのつっこみ通り、あれ絶対何も考えてないです。あれ? 野崎くんがカッコイイ! で千代ちゃんが違う! だっけ?
      • その傘でお帰りになる野崎くんと千代ちゃん。持った方の片側が、という傘ネタというかお約束をしつつ、千代ちゃんが持ってなんか変! と崩しつつやってくる仕事の見事さはいつ見ても舌を巻きます。そこに単行本描き下ろしのちょいネタな女子に囲まれてキノコ状態の鹿島君の位置が何故か判る堀先輩もちゃんとあって、本当に仕事が上手いなあ、と。
      • 最後は家について一息、ですがなんのかんので家に連れ込んでるのにお互いそういう空気にならないのが野崎くんと千代ちゃんの関係の清さですヨネ。
  • Bパートは前野さんに強く言えない都さん回。色々と無茶苦茶な事させられてるのに特に強く言わない都さんに、ちゃんと言ってください! 後身の為にも! と強く言う野崎くんと千代ちゃんの、しかしその言が全然でがっくりくる様はお笑いだったぜ。
    • というか、前野さんはメンタルが異常というか、全然仕事ちゃんとできてない感じなのになんとかなってる辺りがある意味で凄腕と言えますが、これ漫画家さんが総すかんしたら一気に転落しそうですヨネ。いや、そうなるとたぶん他の編集さんが駆り出されて結局なんとかなるパターンあり得る。
      • 前野さんリクエストの狸を二匹に、をちゃんとこなしてしかも狸二匹の関係性の方が面白そうという謎のクオリティを出す都先生マジぱない。いや、そこ違うでしょ力使う場所と! とも思うんですが、本人的には困ってるけどなんとかなってるから特に問題を感じてないのが、あー、ねえ?
    • 最終的に野崎くん似のキャラが狸の着ぐるみを、でテンションが高まる千代ちゃんの姿は可愛かったぜ。本当に野崎くんの事大好きだな、千代ちゃん。そこまでいくと、もう行く所まで行って欲しいとすら思いました。