この項について
もうちょっとで転換点に差し掛かる『シャドウバース』を久しぶりにデッキ作ったりしたら楽しかったので、CPU殴ってどう回転するデッキかなー、としていたら二時間くらい飛んでしまいました。ナンデ!? 今更時間泥棒ナンデ!?
そんなわけで、作って遊んでたデッキの記録を残しておこうというコーナーがここという形になります。ある種の回顧として、残しておくのです。そういう遊びなのだ!
ということで、今回もいってみましょう。
さーて、今回のデッキは?
今回のデッキは、アンリミテッドルールで作る<アグロ秘術スタックエディション>です。昔の単純な土の印版も遊んだことはありますが、今回はスタックを使うタイプ且つ現行のカードを組み合わせてアグロするデッキを作ってみたのです。
では、そのデッキを総覧で見てみよう!(政宗ナレ)
このようなデッキになっているわ。全体的に昔のカードはあんまり入りませんでした。二種類だけですね。むしろその二種がスタックと相性良すぎるんですけれども。
基本的にアグロなので序盤から顔を殴っていく、というタイプですが、殴り方が土の秘術に頼るという、変則的な部分のあるアグロとなっています。
では、カードについて解説していきましょう。
ダメージ源の話
まずメインのダメージ源、〈滅拳の魔女・マギサ〉。
このアグロ秘術における最重要カード。土の印を最大4つ使って能力を上げていくタイプです。
元々は最大に能力を使うとなるとその土の秘術の為に盤面を土の印アミュレットで埋め尽くさなければならなかったので、場所が無くて他のフォロワーを展開出来ないという欠点がありました。
しかし、〈大地の魔片〉による一つのアミュレットにカウントを置くスタック制に移行したので、盤面の自由度が格段に上昇し一気に扱い易くなりました。これの為にスタックをガンガン貯めるのが、アグロ秘術における最大の課題です。
運用としては、進化のできる5から6ターン目までにスタックを4まで貯め、〈滅拳の魔女・マギサ〉をそこに置いて進化から一気に顔を張る、という脳筋仕様です。5ターン目で8点飛ばせるのは気持ちいいの一言。この為のデッキとすら言えます。
このスタックを4まで貯める、というのは5、6ターンまでに最終的に、なので補充ができるなら途中で使ってもいいのも、使いやすいポイントです。6ターン目でなら、全くスタックがない状況からでも最大マギサも可能になるデッキ構築なので、手前で使い切ってもよし、まであります。この辺の臨機応変さ加減はまさにスタック有り難しのとこです。
もう一つのダメージ源は〈アシッドゴーレム〉。
相手の顔にダイレクトにダメージを通す土の秘術能力持ちです。スタック3つで6点も飛ばせる、という3コストフォロワーとしては破格の能力です。
このスタック3つを揃えるのは3ターン目まででも可能には可能ですが、普通に進化ターンまで引っ張っても問題はありません。
何故なら進化時能力で減らしたスタックを1つ回復可能で、且つ相手フォロワーにダメージが、というので普通に進化ターン辺りで使うことを意識されたデザインになっているからです。
このデッキは詰まる所、マギサとアシゴにスタックと進化権を使うのが本筋、とも言えます。ここにどう奉仕するか、というのが他のカードに求められる部分です。
地味に便利な1コスト群
1コストのカード群は結構優秀です。
〈スペリオルコントラクター〉は1コスト疾走で、ラスワで〈大地の魔片〉を置ける、という点よりも消費スタックが7以上なら疾走フォロワー〈聖なる王の獅子〉が出せる点が強いです。1コストで合計5点飛ばせるようになるのです。特にエンハンスとかしないので、1コストで顔5点です。強い。
また、疾走持ちで且つラスワ持ちなので、〈大地の魔片〉を速攻置く為にぶつかっていく手もあります。先に書いた6ターンで下敷きなしで最大マギサができる時の必要パーツの一つです。
なので消費スタックが足りなくても出す場合もあるカードとなります。便利なので3積みです。
〈使い魔との契約〉は1コストで〈大地の魔片〉を置き、土の秘術フォロワーを1枚引いてくる効果のスペル。どこかの〈実験開始〉が怨嗟の声を出しそうないい能力のカードです。
これも6ターン何もなしからスタック4つ設置の動きをできるカードです。
秘術持ちを引くのは、秘術持ちが多いデッキなので、適切なカードを狙って引く、というのはできませんが、それでも手札が増えるのは地味に有用。〈大地の魔片〉設置しつつドローを1コストで、と書くと本当に有用です。3積み確定。
〈ストーンバレット〉は1コスト2点ダメージで、且つ 〈大地の魔片〉も設置できるスペル。除去しつつ設置も可能。更にスタック3以上で当てるダメージが5点になる、ブロンズ……? なカードです。単体除去としてはどこかの〈ブレイジングブレス〉が泣いている感ありますが、あれはドラゴンだから気にしなくていいです。
これも6ターン何もなしから最大マギサ着地の一翼ですが、相手にフォロワーがいないと使えない点で他より劣ります。6ターン目でフォロワー出てない可能性はまずないとはいえ、可能性がゼロではないのでね。当然3積みです。
他に〈永生の大魔女〉というのもあり。今回は持ってなかったのと、アグロゆえ決着を早めるデッキなので、遅い方が強いカードなのもあり、入れていません。持ってないからね……。
スタックを整える2コスト帯
マギサを出すのが、特に場の空きの面で楽になったので、入れ込みやすい2コストフォロワーの有用度は高くなっています。
〈大地の魔片〉を出せる2コストフォロワーは以下のようになっているわ。
どれも〈大地の魔片〉を出しつつ特徴のある性能をしています。どれを選ぶか、はマジで個人の裁量、感覚、趣向の領域です。絶対はないのだ!
といいつつ、ではあなたのパターンは? となると以下になります。
〈クレイソーサラー〉はウィッチでは貴重な2コスト守護持ちです。ファンファで〈大地の魔片〉を置き、進化時で〈エクステンドマジック〉を手札に。あまり進化はしないので、大体〈大地の魔片〉を置く守護、ですがそれだけで十二分に存在価値があります。ベタな守護って地味だけど価値が高いのですよ……。そりゃ3積みするわ。
〈ルナルの教会長・グリュネ〉は〈大地の魔片〉を置く以外に、場のスタックが3以上なら毎ターン〈真理の術式〉を手札に入れるカードです。が、実は進化時能力の、相手フォロワー全体の攻体-1するのが地味に強力です。体1のフォロワーはこれを食らうと破壊されるので、低体力を並べてくる相手の場合は有効な効果なのです。刺さる場面はそれなりにあります。その辺込みで3積みしています。
〈インスタントテイマー〉は〈大地の魔片〉を2つ置く破格の効果がありますが、エンハンス6で〈大地の魔片〉ではなくダークな奴らを置くので、このデッキでは微妙なラインです。進化して突進付きの〈デーモン〉を置く、というのも若干微妙。とはいえ2枚置き(片方がスタックされて消滅するけど)はデカいので、ピン挿しで入れてはいます。もうちょい増やしてもいいかな? というとこでもありますが。
スタックだ! お前はスタックになるのだ!
たーっ! とする、スタック要員のカードがあります。所謂結晶効果で、スタック出来る土の印アミュレットになるカード群です。
見ていきましょう。
〈禁書庫の番人〉は4コストで使うと秘術で3点バーンですが、結晶ではスタックを1つ上げる1コストカードとして使えます。
通常版でもスタッツの違う〈天輪のゴーレム〉効果なので場面によっては打てる点は有用ですが、他の火力が優秀なデッキなのでスタッツ上げに使う方を優先する場合が多いです。
後のカードもですが、スタッツとして消費されるかスタッツを統合する場合、つまり場から離れるとき1枚ドローできるので、地味ですがやはり1ドローは偉大だな、と思わされます。3積み。
〈群青の魔女〉も1コスト土の印スタック1結晶になります。離れた時にカード1枚ドローもあります。
本体としては5コストで3点疾走になります。20枚以下能力もありますが、それが使える局面はこのデッキにはありません。
素の疾走はありがたいですが、やはりスタックになってもらった方がいいという面が強いので、できれば結晶にするよう動くのがこのデッキです。でも3積み。
〈ルインソーサラー〉、1コスト土の印スタック1結晶要員です。7コストで素出しすると、〈ガーディアンゴーレム〉2体を出して進化させる、という防御面が強いカードです。
とはいえ、7コストなのでやはり1コスト結晶としてもりもり使う方が多い、というか大半。むしろ素で出すまでにはこのデッキは決着をつけたいので、やはり結晶になってもらうことになります。だから3積み
〈セレブレイトゴーレム〉は6ターンすぐさまマックスマギサのキーカードです。2コストの結晶として、スタック3を即積むことができるのです。
これにより、1コストで〈大地の魔片〉→〈セレブレイトゴーレム〉の結晶で一気にスタックを4に→マギサ着地、という流れで6ターンいきなりMAXマギサが可能になります。出来たらいいなな流れですが、可能ならいつかは出来るさ。
さておき。
〈セレブレイトゴーレム〉自体も、スタックを7以上消費していれば相手フォロワー全体に7点と、自分の顔が7回復という強い除去と回復性能を持っています。なのでスタックを使っていればこいつは普通に降臨するのもありです。
一応、結晶時は毎ターン土の秘術での回復効果もありますが、いきなり3つのスタックを活かす方がこのデッキとしてはいいので、あまり深く考えずにスタックの為に使います。重さも考えて2積みになっています。
その他一切のことは分かります!
後は色々と入れられるところですが、この辺は匙加減です。個人的な匙加減としては、この辺を入れています。
過去のカードとしての〈幻惑の奇術師〉は、スタック制になったことで使いやすくなっています。倒されても再度出るという効果を土の秘術でやるフォロワーですが元々の土の印だと何度も復活するようにするとフォロワーを置く場所が枯渇するというのがあり、何度も復活できるだけで発展性が強くはありませんでした。
それが、スタック制になったおかげで、場を圧迫することはなくなり、場残りの良さがより強く使えるようになっています。
また、倒されてスタックを1つ消費するのは、消費スタックの数で使える効果の為に役に立つ場合もあり、結なので構優秀なカードになり変わっています。
場残りが本当にいいので2積みですが。3だと多いと思ってね……。
〈大地の魔拳〉は2コスト3点除去ですが、秘術で相手の顔に3点と自身を手札に加える効果があります。秘術としては2つ使うのでやや重いですが、繰り返し使えるバーンカードというのは中々によく、スタックを貯めた後に放出するターンに使う場合もあります。2積みしています。
〈魔力の充填〉はスタックが2以下なら増加、3以上なら3使って相手フォロワー全体に6点、と状況に応じて使い分けられる性能をしています。
スタッツの方は一気に3つ伸ばせるのが使いやすく、スタックが欲しい時には垂涎です。
全体攻撃の方は、それができるいいカードが少ないデッキなので、早い段階で場を平らげる為、有用です。
あと、地味に1ドローがあります。割と忘れがちですから、覚えておきなさい私。
動かし方とか覚書
なんか動かし方とかも書いておいた方が後から見て楽しそうなので書いておきます。あくまでも自分の為の項なので、好きにします。
初手の引き直し考案
このデッキの基本的な勝ち筋はマギサとアシゴで顔を詰めることなので、つまりどうやって速攻でスタックを積むか、というものです。なので、初手では1コスト類、1コスト結晶も、と2コスト類を1枚ずつ、後は流れでお願いします、という方向性です。
引き直しでマギサかアシゴを握ろうとするのも手ですが、後からくるやろ、という割り切りしても問題ないでしょう。来なかったら来なかった、で済ませたくないならアシゴを握るのが安牌かもしれません。
序盤の展開
基本的には1コスト、2コストは握っている奴を順繰り。その後からがかなり当意即妙というか、出たとこ勝負。マギサにもアシゴにも2コスト目までではフルの状態は提供できないので、いかにフルにするか、という葛藤になってきます。
割り切りと、つまりマギサやアシゴを初手で握らなくていい、と書いたのは、ここですぐ出せないからです。それなら他のカードでスタックを貯めた方がいい、という側面もあるから、そう記載しました。待ってりゃそのうち、意外と来るものなのです。
とにかく、じりじりスタックを貯めつつ、顔に詰めていくのがこのデッキの序盤です。盤面? 気にしてる暇はねえぞ!
終盤の展開
アグロデッキなので、普通のデッキの中盤は大体終盤としていいでしょう。蓄積したスタックを豊富に使ってマギサとアシゴで一気に顔を詰めます。両者が同時に出せる6ターン目で一気に10点以上飛ばして終われば御の字ですが、大体序盤から顔殴ってたら6、7ターン目でそれくらいの体力まで削っていて、ガツンと殴って終わるかと思います。
最終盤の展開
7ターン目まで進んでしまったら、〈セレブレイトゴーレム〉の出番です。厚い守護で、全体除去と回復も出来ますし、スタッツも蓄えます。このワンクッションから、また一気にマギサなどで強襲する、というのが最終盤の流れになります。もつれればもつれるほど不利なので、マジでここまで来る前に勝敗を決したい。
まとめ
とりあえず、スタックを貯めてマギサで殴ればいい、という分かりやすいデッキです。そこにブレなければ面白いかと思います。対戦してないのでどこまで通用するかですが、CPU戦では問題なく殴れるので、そういうので遊びたい向きかもしれません。
さておき、今回はここまで。