『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第58幕前編

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

「感想は毎日書くと約束したな」
「あ、ああそうだ大佐、助けて……」
「あれは嘘だ」
「うわーーーーー!!」

 と放してやったのはさておき、今回もギャグマンガ日和感想を書いていきます。そろそろ4巻が終わりますが、まだ三分の一も達していないので、長い旅路です。来年の今頃もまだやってそうです。その予定だけど、改めて言うと割と意味わからんな。
 さておき、ページ数とコマ数は今回も調べます。コマ数の方は、ちゃんと調べるとこいつここおるやん! とか分かって少し楽しいです。今回もそう言うとこありました。
 ということで、それではいってみましょう。

第58幕 陰陽師物語(前編)

大体の内容

 高速道路建設予定地にある洋館で怪事が! そこで招聘される現代に生きる陰陽師、阿部さん。これで問題も解決だ! と思ったのだが……。

感想

 霊を退治する陰陽師なのに霊が怖かったら? というネタ一本でやってきた、後に偶にでる阿部さん回の最初の回。先述のように陰陽師なのに霊が怖い! と言うのだけで後編までゴリ押すかと思ってました、しかし、唐突に式神召喚してやれんのか!? と思ったら最終的にトリプル鈴木にトリプル佐藤、という謎の展開になって後編へ続きます。そのシークエンス必要でしたか!? でさが、それは後編でのお楽しみです。
 しかし、陰陽師で幽霊が怖い、という仕事の就き方に大問題がある阿部さんですが、家業で兄弟もいない、とかなのかなあ、と一瞬思いますが、本人は自分を天才と言っているので選んでいるのは間違いないのです。それでも怖いのが苦手なので、今までどうやって糊口を凌いでいたのだろう、となってしまいました。幽霊という言葉すら怖すぎるとかだと天才でも陰陽師無理だって!
 あと、個人的にすごい好きなとことして、唐突にダブルハードだなとか言い出すとこ。「読んでないかもしれない…ぜ」で毎度笑うんですよ。今だともう知らない人の方が多いだろう『ダブルハード』ネタをみて、今は亡き月ジャンに思いを馳せつつ、だからこそそれがわかるので通じる自分に面映いものを感じるのです。ネタが分かるかもしれない…ぜ。

何ネタ?

 阿部さんネタ、と言えるほどには阿部さんネタはあるんですが、それよりホラーネタとしてもいいかと思いました。きっちりホラー物の定番しつつ、ギャグに落とし込む、具体的には阿部さんが死ぬほど怖がるのを見て笑うようにもっていってるのが上手いな、と。このコマのとこで阿部さんがあれに気づいてたらもっとすぐにやばくなってたろ! ってコマもあり、不穏さを投げかけてくる様が実はホラー適正高いと言われる増田こうすけ先生の御技よ、ってやりました。

ページ数とコマ数

  • ページ数:9ページ
    • 増田こうすけ先生は10ページ以下の方がパフォーマンスが高い教儲な私ですが、この回は終盤に召喚ネタし出したら幽霊そっちのけになっちゃってて、バランス悪っ!? と思ってしまいました。10ページ教辞めます……。
  • 総コマ数:56コマ
    • 最少は5コマで2ページ目。最多は8コマで9ページ目。平均では6コマに漸近。6コマが多かったので当然ですが、6コマのとこはバランス良かったのにそうでなくなると変になってたように感じたり。
    • 阿部さん43コマ登場で、太郎41コマ登場。ボケとツッコミなので、当然ように登場コマ数は多いです。基本この2人のしゃべくりでなんとかしてた回ですし。
    • ちなみに幽霊は9コマ。わりとオーソドックスながらうわ怖っ! っなるやつでした。阿部さんが召喚頑張ってる時に普通の棒立ちしてたのは改めて見るとなんで描いた? までありましたけど。

過去ログ

まとめ置き場