偶にはキャラ変してみようと思ったのだ
今回はキャラを変える、つまりキャラ変の話。
格ゲーでは使用キャラを固定にするのには利があります。使い込むことで生まれるものがあるからです。そのキャラを深く知ることで生まれるもの。所謂やり込み。
それがあるので、使用キャラをコロコロ変えるのはどうか、という意見も生まれます。わしもどちらかといえば固定重点派です。勝ちを求めて有意なキャラを使うプロならいざ知らず、一般ピープルならふらふらせず1キャラ貫く道を選ぶ方がいいなどと、その気になっていたわしの姿はお笑いだったぜ。
わしは先述通り基本としては固定派ですが、スト6では最近だいぶ浮気をしています。マリーザさんメインから、ベガをやりだし、そこから更にザンギエフをやるようになっています。
言い訳をすると、格ゲー長くやってる中であのキャラ気になるな、というのがどうしても湧いてくるものです。自分のメインキャラではお出しできないタイプのキャラなら特に。そういうのを、使ったら楽しいのかしら、となるのです。
で、わしの基本としての使うキャラの特性は、スト6に関してでは「火力面が強い」のと「防御面が危うい」というのが一定ラインとしてあります。とはいえそれぞれに違った強みと弱みがあるので「みてえ~~触ってみてえ~~」tお範馬顔になっていました。
とはいえ、固定派ではあるので、軽々にキャラ変えていいのか、という葛藤はあったりします。そこをどう言い訳するかという脳内スキームを適当に書いてみたいと思います。それを見て、偶にキャラ変してみよう、となれば幸いです。
キャラ変えの前の話
マリーザさんはスト6始めた時からの付き合いというか、今でも言い張ればメインの使用キャラです。マリーザさんに決めた経緯とかもちゃんとありますが、長くなるのでとりあえずバトルスタイルの豪快さと仕事の繊細さのギャップでもう面白いぞお! ってなったとだけお伝えします。
さておき。
そこからベガが来るまでは、ほぼマリーザさん一本。エドが来た時にエドも触ったりしてましたが、マリーザさんに回帰する形になっていました。マリーザさんの楽しさが上回っていたのです。
で、マリーザさん充していた発売から1年程で、ベガが登場です。ここではスト5と雰囲気と声が変わり過ぎてお前どうした!? が、気にする端緒でその後に性能面で面白いと思って触ってみることにしました。
固定派と言いつつエドも触っとるやないかいですが、とりあえず触るというのは移り気ではない、というのが格ゲーオタの基本コンセンサスです。とりあえず触るから、とりこれコンボを覚え出すと移り気です。そして更に使いたいとフレームやコンボを色々調べ出すのが本気です。
なので、触りからもうちょっとやってみたいとベガは思ってとりこれコンボ調べたりし始めた訳です。ここが何故かというのを、掘り下げてみたいと思います。
マリーザさんからベガへの脳内スキーム
まずベガの何がわしの琴線に触れたか、というところですがそれはコンボが面白いところです。マリーザさんはボタンタメ攻撃で他のキャラでは出せない火力を出すタイプですが、ベガはサイコマイン設置が火力を底上げするタイプ。つまりワンクッションいるキャラとなっています。その仕様おもしろ! だったのです。
それと、立ち強パンチ及び立ち強キックパ二カンからの動きが楽しいというのもありました。マリーザさんはタメを当てても基本的には崩れモーションにはならないですが、ベガはパ二カンで特殊な崩れになり、それからのコンボがちょっとしたことで火力アップするのでパ二カンとるのが楽しい、というのがあったのです。
それ以外では、立ち回りが当然ですが全然違う。
マリーザさんはドライブラッシュが平凡なので、モリモリ走るということはあまりしない。牽制もリスクリターンがはっきり分かれていてハイリスクハイリターンが多い。そして如何に寄って殴り倒すか、というタイプで遠いと寄るのに苦労する。そういうキャラです。
それに対して、ベガは接近手段としてのドライブラッシュが鋭く早く、また牽制技はローリスクローリターンなのが揃っている。そして接近しすぎても良くない、という塩梅のキャラで、それがマリーザさんばかり使ってた私には新鮮に映った、というのがあります。
それから、防御面についてはどっちもどっちで、そこの意識が使いまわせるな、という判断もしました。対空はしゃがみ強パンチかジャンプ中パンチ、というので大体同じ感覚なんですよ。マリーザさんの方がもっと対空手段あるくらいですが、それはさておきです。
という感じで、火力の出し方の違い、攻め方の違い、守り方はおんなじ。と判断して、マリーザさんと違うアトモスフィアで遊べる! となった訳です。折角新キャラだし、やってみっか! と。
なんのかんの一年マリーザさんやってたので、目先を変えたかった、というのはまさしくそうでしょう。他に目もくれずしていたので、違う道筋も見たかった。
でも、それまではベガくらいビビッとくるキャラ、戦い方が自分にとって面白いとなるキャラがいなかったのです。なので、少しマリーザさんに飽きがきたとこで、ベガが面白そうに見えた、ということですね。
詰まるところ、ちょっと切り替えのつもりでいけそうやな! から沼にはまりかけた感じとでもいえましょう。そういう言い訳しておきます。
そういうスキームでベガに入りましたが、次第に長年持っていたものが表出してきました。それがザンギエフを使うということです。
ザンギエフを使うことへの脳内スキーム
ザンギエフを使う、というのは実は長年試してみたいことでした。思えばスト4の頃、ザンギエフにズタボロにされていたのでそれを自分もやってみたい、という欲求にザンギエフ戦した後は常に駆られていました。
ですが、強キャラだから使いたい、みたいなノリで触るのはその頃の私にはプライドがいたく傷つく行為でした。勝てないから使うんかい! みたいな。
そういう呪縛もあってスト4の頃からこっち、使ってみたいという欲求はあるものの、敬して遠ざける感じだったのですが、スト6の頃にはだいぶ考え方が変わっていました。
スト6の最初の頃のザンギエフが際立って強い訳でもないというのもありましたし、そもそも今まで顕著に投げキャラ触るというのをしてこなかったのでむしろ触りたいという気持ちにもなっていました。
なので、夏の調整で強くなった、と言われている今こそやるべきでは? となってやりだしたのが夏の終わり頃。強くなったって言われてから、使っていいのかも? と考えるだけで三か月経過したのです。
そんな逡巡から一歩踏み出したのは、スト6のザンギエフならスト4みたいなヘイトは買わないだろう、という打算含みのものと、シベリア送りしたい、という散々やられたことをかましたいという欲望含みのものがあったからです。
特にシベリアは散々やられており、これは強い行動だからしてみたい、というのが一年かけて積み重なっていました。そけずに堆積していたのです。
それでも中々踏ん切りはつかなかったのですが、それがある日、唐突に解けられました。今しないと今後もずっとしない気がしたので、それはそれでもったいないとなったのです。自分の人生も折り返しを越えたので、いっそこだわらず楽しんでみては、とも。
勝ち馬に乗りたくないから今まで使ってなかったのに、今になってそういうのがしたい! になって蓄積が溢れたがゆえのキャラ変えでした。
で、結局ザンギエフは適当に触るのではなく、ガチで攻略しています。まだ浅瀬でパチャパチャですけど、楽しんでおりますよ。シベリアにも送ってます。シベリア送りは刺さると気持ちいいのー!
軽々にキャラ変えするのもいいものだ
そういうことで最近はずっとザンギエフの生活です。マリーザさんもベガも触れば面白いんですが、今はザンギエフのコマテク磨きに没頭しています。とりあえずあると便利な動き、前ステボリショイを高精度でできるよう、練習やったりしています。
いつもと違うキャラを使うことの良い点は、新しい知見に出会えることです。ザンギエフならどこでスクリュー出すのがいいのかというのを考えるようになりました。こういうのはマリーザさんやベガでは考えないところ。なので、立ち回りや確反の意識も変わって、新鮮に遊べています。
そして、逆説的にマリーザさんやベガの良さも感じます。こういう時、マリーザさんならスクトゥムやなとか、ダブニー欲しいなあとか。これが思ったよりスト6のプレイ欲に燃料焚べてます。まだまだ遊べますわよー!
ということで、キャラを固定する方がいい場合は多いですが、偶に違うキャラをしてマンネリを打破する、という遊び方も格ゲープレイには好作用を及ぼす。だから偶には別キャラもいい。そういう辺りが、結局言いたいことです。遊びですし、自分が楽しくなるようやるのが、最終的に一番かな、と。
なので、偶には別キャラ触るのも楽しいぞ! といって〆とします。