感想 谷川流『学校を出よう! Escape from The School』

蒼魚真青電撃文庫:336p:590円)
谷川流、はずれの方。
失敗は展開の意味の無さと、詰め込みすぎ。 展開に関しては今のライノベの悪いほうの縮図といえる。 ドタバタ形軽めから重めに落とそうという基本パターンですが、とにかくもたついた展開なんですよ。
なんだかむやみにキャラや設定を出せばいいってモンじゃないよな、つーわけですな。 白黒コンビに関しては、はっきりいって、いなくてもそう変わらないのではないか?
 精神系とか思想系みたいなものは、もうちょっとうまく流せないと見ていてウザイだけ、と言うことですね。
 ひさしぶりに読んでて苦痛だった。 続かなければいいのに続くらしいです。 電撃文庫の基本をよく理解しているとは思うが、それが即ち面白さの要素になるということではない。 “傾向とそれの対策”ではいかんのだな、やっぱ。 基本的に詰め込みすぎる嫌いをどうにかせんと、いかんと思う。
でも、ラストは好き。 不思議なくらい好き。