当方に迎撃の用意あり

 よし。X箱丸を買う。そんな事を2日間の懊悩により大決定。もう迷わない。テストドライブデッドライジングが俺を待つ。デッドライジングは今度の給料日にしてもちべーしょんを保とう。一気に買っても出来ないしな。
 しかし、このわくわく感。なんともいいなぁ、

「余はいま振り返る‥‥
 渇望と貯蓄に染まった過去を」
「そして仰ぎ見る‥‥
 全ての元凶を購入した未来を」
「輝かしいぞ!
 貴様(お金)の消えた世界は!」

 うふふふふふふふふふふふぶふ。
 さておき。
 帰り道、またしもて散策三昧。書いてないが昨日も散策三昧で、おとといも散策三昧であり、限界の体力。しかも意中のぶつはないときた。何故にこうもないのか。いやあるにはあった。あったんだが、以前見た底値と比べるといかんせん高いので、躊躇してしまう。困った。前に安く売ってた所にはもう売ってないんだよなぁ。買っときゃよかったか? まあ安値じゃないと欲しくない時点でそれほど欲しいものでもないかもしれない。
 さておき、散策ついでにふらりとげおに寄ると、あろうことか! 明日発売である所のOGが置いてあるではござんせんか!

 明日発売のはずのOGがこんなにも面陳。なんなんだこの雰囲気は。
 俺はちょっとくらっときた……。
 時間がずれてしまったような錯覚におちいる。

 すわ早売り! これを見せれば明日会に行くとイキマいていた姉(仮)も喜ぼう! と思いつつ手に取りレジへ。

「スイマセン。この「スパロボOG」をひとつください」
「あ…ごめんなさい。それ明日からなんです。ごめんなさいね」
 がーんだな……出鼻をくじかれた。

 しかたないので店頭デモを見て心を和ませた。焦るんじゃない。俺が買わなくてもOGは出来るんだ。妹がバイトがある日にもかかわらずノリノリなんだ。
 そう思うと俺は得体の知れない奇妙な満足感を味わっていた。