- 作者: 山田芳裕
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/23
- メディア: コミック
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実は、地道に「へうげもの」を揃え始めていた。というか1巻だけ買って読んだら続きが読みたくて小旅行の思い出に3巻まで買って読んだら続きが読みたくなってその夜5巻まで買ってたり。
良い所。
- 壱:山田芳裕特有のおおげさ芸
- 「ジャイアント」の時より無茶じゃない気がするが、それでもたまに無茶な誇張表現が出ていてたまらん。
- 特に表情というか顔が無茶。そこに注力してるから、誇張が無茶じゃないのかもなぁ。
- 弐:新感覚武将。
- 参:その中でも埋没しない古田左介(後に古田織部)のインパクト
- 貧乏武士からのし上がるまで一貫して骨の髄まで数寄者というか俗物。
- 序盤はまだ武人としてのし上がる、という事も考えてはいたけれど、色々あって数寄の道に邁進し始める様が素晴らしい。そう開き直ったらどんどん数寄者街道驀進。そして黒く……。
- 固有スキル「謎の擬音」。見たものの感想に「ぺしゃぁ」とか「パァ」とか言い出す。優れた擬音表現者。
最初の方の“趣の違う歴史”というのが合戦やらが少なくなってくるにつれて影を潜めてきたけれど、それならそれで古田の数寄者話とか秀吉と利休の確執やらで話が回ってる。これがまた十分楽しいなあ。
とかなんとか。