感想 樺薫 『めいたん メイドVS探偵』

めいたん メイドVS名探偵 (ガガガ文庫)

　内容を要約すると「共に死線を潜り抜けた仲」
　まあ、エボニィはそこまで潜り抜けてませんが。ラストはいい対比でした。片や死ぬこととみつけたり。片や実際に死の隣を歩いたもの。唐突に語りだしたのも、この対比を出す為だったのかな、と思うと蛇足間も薄れようものです。
　内容的に致し方ないにしても、やはりもうちょっとエボニィとアーノルドの二人の掛け合いというのがあったら、さぞよかろうに、とも思いました。副題なんだし、もうちょっとこう。
　さておき。
　個人的な要望があるとしたら続きを所望、位でしょうか。これが単発なんてもったいない！　と主張しますよ、ええ、もちろん。後、イラスト無しというわかりやすい処遇を受けたフレッドに幸あらんことを。
　しかし、アーティー・Cって、やっぱりくすぐりなんでしょうかねぇ。いいのか、そのくすぐり。それとH氏。略字にすればいいってものなのか、そのくすぐり。まあ、いいんだけど。後、バリツならぬケリツ。いいのかそれで。いいんだけどさぁ。