感想 ざら 『ふおんコネクト 1』

ふおんコネクト! (1) (まんがタイムKRコミックス)

　内容。典型的に典型的な典型的なる典型的の萌え4コマ。この段階では。基本ギャグ調でたまにシリアするのとか、典型的に手足だと思うが如何に。
　見所。完璧超人あたるの微妙な関西弁。
　いやいや。でもでもその圏内にいる人間からするとかなり微妙です。たまに発露する感じが微妙感に拍車を掛けているのでしょうか。まあ、あんまり普段化しているとちょっと普通の人には読みづらい文面になってしまうからかとは、判断できますが。その猥雑感がまたいいのになあ。
　さておき。
　かなりネタ方向にひた走っているという話を聞いて、「このわしにうってつけー！」とばかりに狩った/買ったら、これが意外と普通でちょっとしょんぼりんとしてしまった。プライスレス。具体的に言うとネタ混ぜ具合は「ゲマママ」位かと思ってました。いやま、後に行けば比率にすると同じくらいになるんだけども、さりげない入れ方がそういう感じを受けないようにしているのかな？　とかなんとか思ってみたり。ただ単にストッパーが掛かっていただけかもしれませんが、一巻目の時点では。あ、一巻といえばなんだか最初の頃は見づらいという風評を聞いていて覚悟完了して読んだですが、それほど見づらさはなかったなと。比較対象が「コゲモゲ」とか「イグニッションズ」なのが間違っているというか正しいというか、ですが。
　好きな話は猫の話でしょうか。ちゃんとエントリーシートまで書かせるあけるは、マジで将来大変だと思います。結婚相手が。
　キャラ的なものの見方で言えば、主人公はあける以外にいないわけですが、だがちょっと待って欲しい。クール且つローギア気味に見えて意外と面倒見がいいという、あたるの良さが発揮されるのは、取り巻く環境がそれを発揮させざるを得ない逼迫したものであるから、というのを見ないわけには参りません。ゆえに、ふおんとか英せんせや通果の活躍が、畢竟あたるの良さの触媒となっていることは、明記せねばならないでしょう。結論？　やっぱり引っ掻き回しがいないといけないですね。
　とかなんとか。