感想 kashmir 『百合星人ナオコサン 2』

百合星人ナオコサン 2(Second impact (電撃コミックス EX)

百合星人ナオコサン 2(Second impact (電撃コミックス EX)

 大体の内容。第二次ナオコサン劇場。あるいはナオコサン一人舞台。ナオコサンになにやらで・じゃぶを感じたのはなんでなんだぜ? と思って考え巡らせたら、せがさんだ! せがさんなんだ! とわかって個人的にとても腑に落ちました。そしてとても好きになりました。我ながらわかりやすいですが、それはさておき。
 内容的には、ナオコサンの異常な日常以上の話ではないにしても、それはそれで好物なので問題なし。ナオコサンがいちいち世間ズレしてて、且つ世間ズレしてない所が基本的な笑いなのですが、その基本に常に忠実なのが、見所といえば見所。単にナオコサンに誰もツッコメないから基本で先に進むという側面もありますが。でも、徐々にヤオイ星人の普通な行動のおかげがアクセント化してきて、良い良いであります。
 後、幼女。なんでこう幼女リスペクトなのか、この漫画。皆幼女大好きだろう? と爽やかな笑顔でこちらに微笑みかけられているような錯覚に陥らされて、その、困ります。俺、幼女属性ないんです! と、あまりの爽やかな笑みに大して防衛本能が刺激される。そんな漫画。
 一巻目から引き続きでキャラ的な話をすると、
 黒ナオコサン>彩ちゃん>みすず>ヤオイ星人=メカみすず>いあいあぐるたん>ナオコサン>メガネ
 という風になります。黒ナオコサンは相変わらずの高値安定だし、この世界での普通人であるヤオイ星人の躍進も目覚しいですが、全体的に彩ちゃんレベル高すぎるというか、様式美に傾倒するあまりに徐々に行動がストーカー化していて大丈夫なのか、とか老婆心が出てきてしまいます。すごいな、このツンデレ幼女。他の有象無象の幼女とは一線も二線も画してる。他に有象無象幼女がいるから、画してるというべきなのかもしれませんが。上で好きになったと書いたのにナオコサンの順列が低いですが、それは他のキャラも総じて良かったせいで、結局移動が無かった、ということです。つか、上位陣の強さは超常。