例によって長いので格納。
先に総評
今月は休載回、というと語弊がありますが、震災被災による影響の『三者三葉』に加え、たぶん単行本作業による休みと思われる『少女公団アパートメント』、そしてなんか最近二回に一回は休んでね？ な『相沢家のえとせとら』、という休載ラインナップとなっております。なので、今回もゲスト多め仕上がりの誌面となり、折角強まっていた誌面に陰りが。と言うのは冗談で、そんなのあっさり覆す勢いの誌面となっていたのが印象的でした。『少女公団』が無いのでニヨニヨ度が物足らない以外では、そんなに足りない感覚は無かったと思います。
しかし、そんな事を言っていたら、今回前衛にまで謎の上り詰めを見せた『ねこきっさ』が終了ナ上に、更にここ数年、最後衛の地位を守り続けていた『かたつむりちゃん』終了のアナウンスが。つまり、どういうことだってばよ！ と闇雲に叫びたくなる昨今であります。これは最前衛争いに加え、最後衛争いが始まる予兆……ッ！ と言えば聞こえはいいですが、きららファンの方ならほぼ満場一致で『まーぶるインスパイア』が最後衛になると予測するでしょうから、出来レースですなッ！
さておき、今回は『けいおん！』が巻頭ではなく、表紙でもなく、という扱いだったのがなかなかに新鮮でした。アニメ化した辺りから、表紙はほぼ『けいおん！』の物だった時代からしたら、考えられない事態ではないでしょうか。でも、今はまだ抑えているだけ、私はまだ劇場版を残しています。その意味が分かりますか？ という余裕も見えないでもないので、今のうちに色んな作品が巻頭を飾ってくれて、表紙になってくれればいいなあ。そう思うのでありました。
あ、今回の『ゆゆ式』表紙、素晴らしかったんじゃあ、ないでしょうか…（迫真）。
個別チェック三連弾
- 『しかくいシカク』
- 写真部創立まで、と言えば聞こえはいいですが、ようはカメラをどう定着させるか、という話だったのではないでしょうか。つまり、落ち物で落ちてきた者をどうするか、の亜種という事でしょうか。必要ないものを必要とする形にする、とでも言いましょうか。それに一回を費やした、というのが今回だったと思います。まあ、うがった見方ですし、その過程に十分説得力があって更に楽しかったという引け目みたいのもありますから、うがった見方もイーブンとしていただきたい所です。
- 『チェリーブロッサム！』
- 『ましゅまろ×タイフーンッ』
- 珍しくちびんちょもさっちんも出ないで、きなこと雛だけという連載初期のテイストでお送りした回でありました。そうそう、瞬間的にいい話にシフトする事が多い昨今でしたが、この漫画の基調はきなこのセクハラでしたな。しかし、そこをクローズアップすると一気におっさん臭い…。そういう漫画だったなあ。とは思うんだけど。とはいえ、なんとなくやっぱり仲いいよな、この二人って思わされる内容ではありました。仲良き事はイエスだね！
今月のワンワード
『箱入りドロップス』より。
27年生きてれば 間違える事だって沢山ある！
- うっかり先生が可愛い……。それだけで新連載化に期待が持てる……。
