承前
まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
選ぶのはある程度の方針として、前、中、後と衛の定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。
蒼樹うめ『ひだまりスケッチ』
正月のリセット食、七草粥を巡る話。巡ると言う程なんやかやは当然無く、普通にゆったりと七草買ってきて食事作って食べて、という展開でありました。なんでもないような事が幸せだったと思うという言葉がじっくりと感じられる、そんな回だったかと思います。そこに、ちょっとしたズレとか笑い所とかを盛り込みつつのこのゆるさが『ひだまりスケッチ』の妙味。味わい深いわあ。
今回では七草粥の話をどこで聞いていたのか良く分からないけど唐突に出てきて土下座するヒロさんが一番良かったですね。いやホント、リセットとか体重関係には本当に凄いバイタリティとかスキルとか見せるよね、ヒロさん。
平つくね『ラッキー・ブレイク』
キシモンが、キシモンがあ!? という事で陸の弟、海に対してキシモンがなんかラブい気持ちを持ち始めているという驚愕の展開。ご飯食べてくれた、ってちょっと上がってるとか、お父さんは許しませんよー! でも、最終的にやっぱ駄目かも、になったので安心ですね!←何が?
そして今回は社長の名字が藤沢だと解明された記念すべき回でもあります。バイトさんが同じ姓で、眼鏡掛けたらクリソツで社内の人が戦慄してたりも。確かに似てるけど、社長の持つなんというか、野放図さは感じないのに社内の人達ったら。むしろもじもじ系で可愛いじゃないでしょうか。そんな風に、また仲間が増えていく。そんなのは社会人生活としては当然ですが、その当然をしっかりやる、というのはなんだかいいですよね。
ハトポポコ『平成生まれ』
今回はちょっと珍しい組み合わせの四村さんと藤井さん、というのがちょろっとあったり。でも、四村さんが接近に失敗して凹むという形に。藤井さんはハードル高いなあ。我が道を行くバカだからなあ。ああ、藤井吉村は安定のバカさ加減で最高でしたよ。そうか、パンは和食かー。