今月のまんがタイムきららチェックポイント(2013年2月号)

先に総評

 今月のトピックは、休載の多さ。休載の多さはゲストの多さ! と塩屋翼ボイスで高らかに叫んでみたくなる昨今でありますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。最近よく休載するのでどうなってんの!? と巷を賑わす異識せんせの『あっちこっち』もそうですが、連載より休載期間の方が長い『ステルス×メイツ』、三回ゲストなのに休載するという亜空の展開を見せる『はぴえん。』など、どうゆう感情回路なんですか!? といぶかしむ状況が今号の存在感となっているかと思いますし、嫌な存在感だな! というのにはひたすら同意したい所です。
 ゲスト多寡な状況ではありますが、連載陣は堅調。若干ゲストに寄って浮ついた形になっているのを、なんとかですが食い止めています。特に『チェリーブロッサム!』や『箱入りドロップス』は流石の安定感という物が見についてきていて、『けいおん!』以後という時代を作りつつあるような雰囲気すら醸し出しています。この空気を新時代の幕開けとして使っていけるのか、あるいは頓挫するのか。どちらにせよ、私気になります! という好奇心は常に持ち続けたいところです。
 さておき。
 もう最近載ってないのが慣れっこになってきて、それが逆に考えるんだ。無くてもいいさ、と考えるんだ状態になっている『あっちこっち』ですが、流石にここまで来ると異識せんせの体調や精神面、モチベーションなどを考えてしまう状況になってきます。大丈夫なんでしょうかね。それも私気になります! そして、その穴を埋め続けている『女子大生生活様式』の連載化の芽があるのかも私気になります! というか、ちゃんと単行本出してあげてください…。高め安定してるんですから…。

個別チェック三連弾

  • 『スマイル・スタイル』
    • 今回は伊藤先生のお話。伊藤先生=変態という読者側の愛=理解!に対して全くぶれない変態っぷりを余す所なくというか過剰に見せ付ける回となりました。正直、怒るとかそういうのじゃなく普通に警察に突き出しても問題無いんじゃないか、と思ってしまうレベルで変態の伊藤先生。でも、警察は民事不介入だもんなあ。ほとんど犯罪レベルだけど犯罪にはなっていない、という絶妙の位置取りが、伊藤先生の凄さであり、畢竟筋肉☆太郎せんせの凄さでもあります。筋肉☆太郎、恐ろしい子
  • 『箱入りドロップス』
    • バレンタイン! の前に女性陣がチョコレート作るぜ! する話。この漫画、三人娘は揃って料理出来ないという珍しい状況にあるので、どうなるかと思ったら管理人さんが料理出来るぜ!だったので事無きを得たり、色々嬉し恥ずかしだったり。というか、ジュンジュンは誰に渡すんですかー!? 萌さんも誰に渡すんですかー!? そして雫ちゃんはちゃんと渡せるんですかー!?
  • 『うちのざしきわらしが』
    • 今回はすこしふしぎな展開。穴に落ちたわらのついた先は、いつものアパートだったけど、何か違って…。一体どういう時間軸だったのか、あるいはパラレルな世界なのか。とにかく不思議な展開でした。でも、その中で後輩ちゃんが学の嫁になっているのは正史になればいいのに。

今月のワンワード

凍死する前に餓死する

  • 流石の小田切双葉。おやつ食べないだけで餓死するとか、どんだけエネルギー効率悪い体してるんだ! でも、そういう奴だなー、というのが既に周知徹底されているので、特におかしく感じないし、初で見た人もそういう奴だなー、と理解出来ると言う事で非常に巧みであるなあ、とも。