先に総評
今月号はいいニュースと悪いニュースがある。どっちから聞きたいかどうかは気にしないでいいニュースからすると阿部かなり『サンタクロース・オフ』が無事新連載となりました。元はミラク誌で連載になったと思ったら単行本も出せなかった方なので、ここ、きらら誌で新連載を勝ち取れた、というのはミラク誌から結構好きだった者には大変嬉しい事であり、そして変な題材なのに思った以上に高い安定感を示しているのも嬉しい事であります。きららの道筋がまたちょっと変わってきた、という端緒になればいいな、とかなんとか思ったりも。
悪いニュースは、ここにきてみじんこうか『すいまさんといっしょ』とざら『しかくいシカク』が終了のアナウンスが鳴った、事よりも、こむそう『天然あるみにゅーむ！』が正式に、止まった所で終了というアナウンスが鳴った事です。また聞きでは突発的な病気で、しかも脳関係というので、復帰するのは難しいと言う話は聞いていましたが、それがこうやって実際に終了、とされると切なさがみなぎってきます。好きな漫画であったので、余計に。でも、いつかまたこむそうせんせの漫画が見れたらいいなあ。そう思うのでした。
さておき。
ゲストについても書いておきたいですが、今回はミラクから川井マコト『幸腹グラフィティ』、MAXから原悠衣『きんいろモザイク』が登場しており、それも幸腹が巻頭カラーであるという事態に見舞われ、実際最初読んだ時、「あれ、ミラク買ったっけ？」という錯乱を得るには十分な事態であります。いくらアニメ化だからって、ゲストが一番前、って実に凄い事になっちゃったぞ。感であります。きらら誌、どこに行く。
個別チェック三連弾
- 荒井チェリー『三者三葉』
- 園部さんの珍道中。地味にこの漫画の行く末を担っている感じがある園部さんですが、今回は七変化とはいかずとも三変化くらいしておりました。仲居さんスタイルも決まっている感じでありました。なんか何でも出来そうな人だから、何着ても似合う、って事でしょうかね。実際事件解決してたし。いや、それ仲居の仕事違う。
- 津留崎優『箱入りドロップス』
- 陽一の顔怖いネタ重点。笑顔が出来ないというかアルカイックスマイルというか邪悪な顔になってましたね。この漫画も最初の頃は陽一の顔怖いネタがいまいち説得力が無かったですが、単行本2巻くらいから説得力ついて、今回では実際コワイ！ でした。にしても、萌さんは昔の陽一にどういうトラウマ与えたのか。殴ってよ！とか言い出した萌さんに対して、軽く殴るとかじゃなくひぃぃぃ！だったから余計に何があったんだ感が満載です。本当に何があった。
- ざら『しかくいシカク』
- 次回最終回、という前段階でベニィちゃんが、色々あって蔵浜に行く事にというオチに。これは結構予想GUY。でも、ここら辺が区切り、とした場合にこの方が良かったのかなあ、とかも思ったりします勝手に。その方が最終回がしやすいのかなあ。後、ベニィちゃんが蔵浜の制服着ると某完璧超人に見えて困ります。同じ作者だしキャラクターの見た目がかなり近い部類だし、しょうがないんだけども、似てるよなあ。
