今月のまんがタイムきららチェックポイント(2014年1月号)

先に総評

 今回は衝撃的なのが二つ。筋肉☆太郎『スマイル・スタイル』の終了とms『放課後リトリップ』の終了予告です。
 『スマイル・スタイル』は正の方向で衝撃的でした。なんかいい話になってるなあ、バカな!? という怯みの隙をきっちりと突く、21コマ連続ツッコミでそのまま終了という荒技をやってのけてくれましたのです。その見事なつっこみ具合は『スマイル・スタイル』がどういう漫画だったか、というのの総まとめの感もあり、この味わいが誌面から無くなるのだ、というのでちょっとした寂しさすら湧きあがるのでした。筋肉☆太郎せんせ、お疲れさまでした。
 『放課後リトリップ』は負の方向で衝撃的でした。連載5回での終了! 打ち切り! という事で完全にショックを受けてしまいましたよ。ここ数年での読者なので、以前の事は知らないですが、流石にこの早さでの終了はまれなケースであるのは想像に難くなく、しかしそんなに悪い連載であったか、というとそうでもないと思っていたというか、大変楽しみにしていたので、本当にショックです。そんなにアンケート悪かったんでしょうか。悪かっただけでここまでの事が起きるというのが、ある意味前例として生まれてしまったというのはちょっと怖いですね……。
 それで終わるのもなので軽くゲスト話すると、阿部かなり『サンタクロース・オフ!』が中々変な話でありました。オフのサンタクロース! そういうのもあるのか。でも、サンタクロースの能力が人にプレゼントを渡させるようにする、というのは中々面白いなあ、と。後、幼女めいてる正体も。きらら漫画である事をフルに使ったネタで、結構好きでした。けど、ミラク向きじゃね? とも。阿部かなりせんせは『飛ぶことを許された迷路』をミラクで連載してたし、その延長線上なのかなあ。とか。

個別チェック三連弾

  • 津留崎優『箱入りドロップス』
    • 萌さん、玉砕。憧れの人に彼女がいたのです! でも、そうならもういいや、気持ち知られなくても、という諦念に対して、相ノ木が待ったをかける! そして、告白するチャンスが欲しい、って言ったー! 言ったか。言ってしまったか相ノ木。もう引けないぞ。だから頑張れよ! にしても、こういう風に告白まがいになるとはなあ。変になし崩しにならなくてよかった。ああ、男装ジュンジュンは格好いいです。台詞も今回は格好いいので、そういう役の回ですね。
  • オカモト『帰宅るまでが学校です!』
    • 芹沢先輩の秘密に、今、肉薄する!? と思ったけどあんまり上手くいかないのはこの面子ですしね。しかし、葵くんの服装センスが相変わらず駄目で可愛いにも程があります。基本的に元気っ娘ってそれほど好きじゃない私ですが、葵くんはなんか可愛いんですよね。バカだけど爽やかな雰囲気だからでしょうか。なんか、清潔感という謎の言葉がしっかり合うのが葵くんですヨネ。
  • 武シノブ『かいちょー☆』
    • 全体的に酷い惨状ですが、な劇回でしたが、なんか一周回って可愛い感じが好きな回です。無茶だけど、無茶ゆえに。この漫画には最近まであんまり好印象が無かったんですが、なんかこの頃は楽しく見れております。可愛いって大事だけど、それだけで押していくというのは難しい。でも、それをやっている。それは認めたいと思うんですよ、と面倒くさい事を言ってみます。

今月のワンワード

  • 『〆切ごはん』より。

先月の自分を殴りたい 音高く

  • 着払いは忘れるとダメージでかいですヨネ。それが生活費カツカツの時だと更に。でも、そんなになるくらいぎりぎりの生活しなければいいんではないでしょうか。(提案)