今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2014年7月号)

承前

 まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
 選ぶのはある程度の方針として、前、中、後と衛の定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
 それではいってみましょう。

黒田bbAチャンネル

 ユー子がモデルに!? と言う事で、それを主体に話が転がる事に。最終的にユー子が皆と遊ぶ時間が無くなるのはなあ、という基本の終わり方ですが、けぇさんがユー子が皆の者になるなんて! でも、有名になったユー子も、とかなってて珍しくけぇさん一人相撲でありました。今回もるんちゃんもぶっこむし、ナギもがめつくなんですが、でも今回はけぇさんの印象が強いです。ゆぅちゃんが! で、あわあわするけぇさん可愛いなあ。成分が濃厚でした。そして題下のトオルンの肢体がエロ過ぎでした。すとーんなのにこのエロさ。黒田せんせ凄ェ!

笛『へんてこバスと飴玉くるり

 バスに乗車することになった妹ちゃんが詩が作れない、が、スランプ的な意味ではなく物理的な意味だ、というのは中々面白いと思いました。と唐突に始めます。これもまた、この作品の味わいとして、つまりスランプ的な意味だけど物理になってる、という置換がされているのか、とか考える事も可能ですがはたしてどうなのか。くるりちゃんは代筆が可能、というので、その辺は波長が合っているとかそういうのなのかなあ。今は、他の物戸の波長があってないとか? そういう謎い所が具体的にならないのもまた味わいであります。
 で、ゲスト3回目で最後な訳ですが、なんか変な種を蒔いて終了してどうなるのー!? であります。勝手な事を言えば荒っぽい所もある漫画ですが、でも独特の風味は大変好みなので、連載を勝ち取って欲しいと思いますよ。この続き見せてよ! ってのもありますけど。とりあえず、アンケは書いておこう。

双見酔『セカイ魔王』

 アルシャさんとマオさん、ついに対峙! そしてアルシャさんが、最後にかっこいいだとー!? というのでもうテンションが高まろうものです。所々でこの漫画らしさ、ジェントルの再生が服は出来ないから下半身が無い今は、後は分かるな? とか、アルシャさんの自分の力の中で知名度とか出てくる辺りがいいんですが、でも最後のコマの良さはすれっからしでも素直になるほど素晴らしく、この漫画がどういう結末になるにしても、名作です、という言葉をきっちり言える事の出来る物であると確信せざるを得ないものでした。本当に、どういう決着を見せるのかなあ。こんなに楽しみな漫画になるとは、最初の頃からはゆめゆめ思わなかったですよ。