今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2015年7月号)

承前

 まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
 選ぶのはある程度の方針として、前、中、後と衛の定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
 それではいってみましょう。

黒田bbAチャンネル

 ユー子が、バカ! ウカツ! にも携帯を落としてしまって、という導入から始まる回であります。あわあわするユー子の前に現れたのは、トオルン! 救世主! これでるんちゃんが現れたら、あの天衣無縫が現れたらどんな狂騒曲が奏で流れ落ちるその旋律になるかという所でしたので、本当に救世主でしょう。ナギでもいいですが、ここはやはりトオルンであるなあ、という手際を見せてくれました。まあ、いつもるんちゃんという天衣無縫の諸々を処理しているから、この程度は余裕でしょうけれども。
 にしても、一日の行動を再追するとなんか丸裸にされるようで恥ずかしい、というのは確かに分かる。こういうの見てるんだー、とかやめて! 見ないで! ってなりますよね。

伊藤いづも『まちカドまぞく』

 何故かシャミ子の魔力がゆんゆんなうちに、桃さんの夢の中に入って、深層心理に働き掛けちゃうぞ! の巻。しかし、その心の中はちょっとどんよりとしており、ついでに子桃さんは何か悔恨を持ってじくじくとしており、それによって謎の汚泥が夢の世界に満たされて、ってちょっとピンチじゃね!? と思ったら危機管理モードですよ。危機管理モード、かこいいやん! 子桃さんに何で脱いで、とか言われてたけど! それにわりと高性能なモードなのか、汚泥を掃除出来たりしておりました。本体より精神の方の強化なのだろうか。とも。作戦は失敗したけど、桃さん助けられて良かったやん、シャミ子! 痴女扱いだったけど!

もず『ばーどすとらいく!』

 電気街! と言う事でオタ要素の強いウートカとセッカさんと行くのですが、そこでクロがアイドル活動、始まります! フフッヒ。しておられました。色んな意味で目立ち過ぎだろお前ー! というのと、やっぱりダジョン星人にはアイドルの素質があるんだなあ、という納得が交錯しました。そしてスカウトしたのは前にもクルをスカウトしたあのP。相変わらずの目の付け所です。ある意味異星人を見抜く力に長けているといういい方の方がしっくりくるんじゃねえか、あの人。