石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第13回(2016年8月号)

承前

 石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛。なのでその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、印象に残ったコマ、そして台
詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:コマ(61コマ中16コマ)
    • 今回は豪の起こし方した以外は基本端の方でちょまちょましているだけだった、いちこちゃん。この子が混ざるとこの漫画のカオス具合が膨れ上がるのは最近ひしひしと感じる所です。それでももうちょい目立ってもいいんじゃね? と思ってしまうくらいには、いちこちゃんが好きです。でも、いちこちゃんはもっと好きです。いや、あの謎長距離投てき後、学校でロングなびかせてるのとかも良いんですけど、いいんですけど! もっと前面に出してくれてもいいんじゃねえですかね!
  • 今回の台詞及びコマ

  • ガッ!! という勢いだけはひたすら伝わってくる、ある意味いつものいちこちゃんクオリティです。でもあのロン毛状態も(略

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:コマ(61コマ中15コマ)
    • 今回は大変登場コマ数が少ないふたばちゃん。基本的にみゆちゃんへの会話要員という、ある種様式美すらある状況です。こんなんじゃ毒舌吐く隙もない! ということでふたばちゃんの印象に薄い回であったかと思います。偶にはこういうこともあるよね。
  • 今回の台詞及びコマ

  • こういう部分で「大人って」って言えるのが自然なのがふたばちゃんの持ち味ですヨネ。いちこちゃんは対象がおかしいだろうし、みゆちゃんはそういうの分かってないのが今回のことで分かるし、なのでそういう意味ではふたばちゃんらしい台詞でありましょうか。

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:コマ(61コマ中52コマ)
  • 今回はみゆちゃん回としか言いようがないレベルでみゆちゃん回でした。というのが、登場コマ数から理解出来るかと思います。大半はどこかにみゆちゃんが出ている、というレベル。やはり主役か……。そのわりには色々残念ですけども、それがまた小学生レベルであるなあ、という謎の安心感と、漏れ出る行動のこの子、成人したらどうなっちゃうんだろう。という杞憂が混ざり込みます。
  • 今回の台詞とコマ

  • これは、やっちゃいましたね。小学生じゃなかったら、そしてさらりとした流し方じゃなかったら結構事案物ですよね、これ。