石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第27回(2017年10月号)

承前

 次回で最終回!? な、石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛。なのでその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、印象に残ったコマ、そして台詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:33コマ(61コマ中)
    • 今回は水泳回+ボス回だったので、当然のようにいちこちゃんの出番は多かったです。こういう回だと大変躍動する存在なのがいちこちゃんであります。ボスには犬扱いですが。実際駄犬ムーブというか、ちょっと足りない犬の愛情表現のそれというか、とにかく突っ込んでくる形でボスが大変そうでした。
  • 今回の1コマ

  • この親愛の念と駄目さ加減が絡まりあった駄犬感はいちこちゃんの持ち味というか、ボスと組み合わせないとでない味で、だから大変美味しゅうございました。駄目な犬ほどかわいいものですよ?

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:7コマ(61コマ中)
    • 今回は特殊な表現で存在を表されたりするので、そこを入れるかどうか迷いましたが、そうしないとほとんど出てない形なので無理やり登場コマ数に組み込みました。メインがいちこちゃんだとどうしても割を食うのがふたばちゃんとみゆちゃんだなあ、というのが分かる回であったかと思います。
  • 今回の1コマ

  • 投げた、とみせかけて下にこっそり、という辺りがふたばちゃんらしいというか、みゆちゃんでは素でいちこちゃんと競ったら負けるのは分かっての行動、と言えるでしょう。策士です。

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:7コマ(61コマ中)
    • ふたばちゃんと同じでいちこちゃん回だと割を食うみゆちゃん。ノーマルなしょーがくせいがあの身体能力についていくのは難しいので、さもありなんではあります。というかついていけたらそれはそれでこの漫画が破綻しそうですが。
  • 今回の1コマ

  • そして案の定、という展開。これが作られたものだとはみゆちゃんは気づかないのでありました。