石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』のメイン三人キャラ感想 第19回(2017年2月号)

初めに

 石見翔子『しょーがくせいのあたまのなか』が大変ブリリアント且つロック且つかっ飛。なのでその感想をしたためよう、特にキャラに特化した感想を書いてみようという試みです。過度な期待はしないでください。キャラに対する雑感と、登場コマ数、印象に残ったコマ、そして台詞抜き出してそれを記載して、記録とするものであります。か(略)
 それではいってみましょう。

いちこちゃんについて

  • 登場コマ数:35コマ(66コマ中)
    • 今回は俺待望のいちこちゃんメイン回。今まで色々と能力面でしょーがくせい離れし過ぎて、一人孤高にこの漫画のおかしい部分を代表していたいちこちゃんですが、今回で更にその謎具合に磨きがかかりました。明快に出されたせいで逆に謎い!
    • 家の話が出たらもうちょい分かることもあるだろう。そう考えていた時期が俺にもありました。しかし、そんなのは石見翔子せんせにかかれば赤子の手をひねるが如く容易くかく乱できる。そういうことを思い知らされましたよ、ええ。何があったか、というのは1コマの方で。
    • でも、快活に雪の日を遊ぶいちこちゃんは可愛らしく。元気っ娘が元気に遊ぶ、というのはなんとも堪らない味わいがあります。自分がおっさんになったのを感じさせられる、そんな躍動感。元から早々真似出来ないのがいちこちゃんの行動ですけれども! 俺も昔はあんなこと出来たのかなあ。
  • 今回の1コマ

  • これがいちこちゃんのダディです。ね? ちゃんと提示されているのに混乱するでしょ? え? これマジ? ってなるでしょ?
    • これはどういうことなのか、というのを最後まで提示しているのに、理解が追いつかない。いや、納得が追いつかない。石見翔子せんせのウルテクここに極まれりですよ。

ふたばちゃんについて

  • 登場コマ数:4コマ(66コマ中)
    • 今回は雪の日のフレーバーとして、家から出たくないタイプを担っていたのがふたばちゃんだと言えるでしょう。インドア派っぽいもんね、ふたばちゃん。
    • 後、ふたば母さんはツンとデレの切り替えが早すぎますヨネ。あれだけきりっとして仕事出来ますオーラばんばんなのに、ふたばちゃんが絡むと途端にデレデレ。その血は確実に受け継がれているけど、ふたばちゃんが認めるようになる日が来るのかしら?
  • 今回の1コマ

  • このうっとうしいなあって表情のふたばちゃんがいいですね。レア顔ってやつです。

みゆちゃんについて

  • 登場コマ数:18コマ(66コマ中)
    • 今回は雪? 寒いー。と言いながらも外に出ちゃう、という子供らしい側面が出たみゆちゃん。いつも子供らしいですけどね、彼女。雪だるまとかも作っちゃう? っていうのがなんとも子供らしい。
    • ある意味しょーがくせいらしいのってメインどころではみゆちゃんだけなんだよなあ。いちこちゃんは身体能力が異常だし、ふたばちゃんは精神年齢が異常だし。良くこの三人友達出来てるよなあ。
  • 今回の1コマ

  • 将来の彼氏の雪だるまを作る、って流石みゆちゃん、そういうところだけはませてる。