今回のまんがタイムきららキャラット三作取り上げ(2017年4月号)

承前

まんがタイムきららキャラットから三作を取り上げて、それぞれについて感想を書くという試みです。たまに数が増えたり減ったりする予定ですが、まあそれはそれという事で。
選ぶのは好きな作品。その定点観測としたい所ですが、それでもほぼ自分の趣味が全開になってしまうでしょう。これ、と言う作品のが最終的に出来る場合も考えられますが、それならそれでいいかなあ、程度のゆるい縛りで行こうかと思います。
それではいってみましょう。

伊藤いづも『まちカドまぞく』

今回は新展開というか、新たなキャラクター登場する回となりました。まぞく情報を得る為に、町に繰り出すシャミ子さん。その中で、パンチの強い外見という情報を元に喫茶店に向かい、バイトをすることに相成りました。わりと途中の言葉を抜いてもその通りだから困る。
今回は純喫茶あすらの店長と店員リコさんが登場なのですが、象なのか獏なのか何なのかなっぽい店長と、ご飯作っているのが楽しいというキツネミミっ子リコさんが共に結構人の話を聞かないからな。ということでそのペースに巻き込まれてシャミ子さんがウェイトレスへと進化してしまってもう。ごはん食べたら聞かないといけないことがあったのに忘れた! じゃねえよシャミ子! お前しっかりしないと、この漫画進まねえじゃねえか!
なんですが、リコさんの作る食事には何らかの、恐らく魔法系の、作用があるらしく、来店者はその味というか魔法に惹かれているぺれえので、シャミ子さんが聞きたいことを忘れたのもその作用が働いた可能性は高いです。この漫画、ちょっとしたことがきっちりと話の主軸だったりするから侮れないんですよ。シャミ子パパンので、相当驚かされましたので、もうそうそう裏はかかれねえぞ! と書いておきたいと思います。

内藤隆『黒髪巫女とマリアウィッチ』

おこた回。
日本人には馴染みがやたら深いけど、外国の人は、という基本的なやつでしたが、クロエちゃんが着実におこたにハマっていく過程が見ていて可愛かったです。というか、クロエちゃんもかなり馴染みましたよね、日本の生活に。あそこまでだらんとおこたにハマっているのを見て、なんか可愛いなあ、と。この漫画の基本成分は可愛いなので、そこ間違ってなくて正解! なんですけれども、でもはまっていく子ってなんかいいですね、いやらしくて。←そういうのなんだ
後、頼子さんがどんどん鼻血キャラとしてのスキルを高めていくのを見て、この子どこまで行くのかしら、とも。鼻血キャラの一つの極みはたぶん、おしおしお『神様とクィンテット』だと思うんですが、あちらとは少し雰囲気が違う、量ではなく質である、という感じなので、この新たな鼻血キャラスターが人口に膾炙したらいいなあ、とか思ったりします。どちらも尊さで鼻血出るのに、どうしてこう感触が違うんだろうかなあ、というのは今後の研究課題ですね。

中山幸『ブレンド・S

今回は二話掲載でしたが、感想は最後尾の方を。
とはいえ、花粉症の話はなったことがないのでそーなのかー、しかないんですが、それでいつも以上のSっ気ロールが出来る苺香さんはやはりものが違います。そして、女の人がそういうのに耐えるのってなんかいいですね。いいですね!←駄目覚醒
いや、本当にいいものですよ、耐える顔って。個人的な趣味が新たに発露するくらい良かったですよ! それでなんかいやらしい感じも出ていて最高でしたよ!いやあ、本当にああいう耐える顔って素晴らしいな!←駄目が覚醒し続ける
しかし、目元に塗れタオルを、で顔面全体にそれをしそうになってたのは、やばい! 案件でしたね。それタヒぬやつだから! 暗殺に使えるタイプの行動だから! それだけ辛かった、というのだろうけど、ちょっと危ない瞬間で、漫画なのにひやっとしました。