ネタバレ感想 ストロマ 『スターマイン』8巻


スターマイン: 8 (4コマKINGSぱれっとコミックス)
(画像のリンクが物理書籍のページ、文章のリンクがkindle版のページ)

大体の内容「さあ、これでキスしてない子は残り少なくなってきましたよ!」。ということで、1年ぶりのお楽しみ、『スターマイン』であります。今回も行成が9人娘+1人+1人+1人? といちゃこらする、この漫画のストロングスタイルが行使されます。
今回の巻も大変満足度が高いラブい空気、9人娘が皆恋人! というこの漫画のパワを十全にぶっこんできます。巻数も8巻目を数えますが、9人ヒロインを超活用して全くダレ場のない内容でまい進してきます。これぞ、ストロマストロングスタイルの覇道である! という呈であり、そこについては全くその通りの力があるので、「一生どこへでも、ついていきます!」というユリア声をだして、シンに「聞いたかケンシロウ! 女の心変わりは恐ろしいのー!」って言われるくらい、もうついていきます一生。そういう言葉がすらすらと出るくらいにこの漫画好きー、になってしまいます。
この漫画の強みであり、凄みであるところは、先に書いたように9人ヒロインが誰一人、全く埋没しない絶妙な配置です。あるいは、どうエピソードをつくるか、という問題を、多数なのを活かしてわちゃわちゃしたり、数人で綺麗に回したり、あるいは一人に焦点を絞ったり、とにかくただ多いだけではなく、その一人一人がいいと言う事実できっちりと解決する、一話一話の作り込みが、一人一人の存在感があるのです。これは本当に並大抵のことではないと断じてしまいたいです。9人もいたら回数を重ねれば取りこぼしそうな人もいそうなものですが、そこは全くない。逆に一人がやたら目立つこともない。このバランス感覚! 稀有とはこのためにある言葉です。
そういうどうでもいいことはさておき、今回の巻で特に良かった場面、ベスト3をピックアップ!

第三位

風見さんの猫嫌いは有名ですが(安易な一般化)、ここは猫君が特に敵意がある訳ではないのにこの体たらくというのが大変いいです。どっかいってーの優しいインパクトもいいものです。というか、猫耳っぽい髪形なのに猫嫌いって面白いよなあ。

第二位

志染さんの輝かしいスマイルが輝かしいですね? 9人娘のお目付け役ですが、この人も生き生きと描かれているのがやはり毎度好感度高いです。志染さんも全く埋没しないよなあ。本当にとんでもない手管ですよ。
第一位

順調に行成とキスする子が増えていますが、ここで鈴ちゃんがキスを。これで残るは叶恵さんのみ。一番ツンデレ的ムーブな叶恵さんが、如何にキスするのか、と言うのも気になりますが、鈴ちゃんが意外と攻めっ気強いというか、やる時はやるんだなあ、というのを感じさせるものがありました。単なる鼻血系ロリっ子じゃないのですよ!
さておき。
エピソード単位で言うと、ページ数は少ない回の収まりの良さが大変好みです。短いページ数でも、それを感じさせない仕上がり。これもまた凄みなんだなあ。とかなんとか。