『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第51幕前編

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 4 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 サニーパンチ!
 唐突にボンガロノリを出しましたが、ここはギャグマンガ日和感想を毎日一話書いていくところです。50回を越えましたが、まだまだ日和は回数があるぜー! なので、弛まずやっていきましょう。油断すると、やる気をなくすからね。
 さておき、ページ数とコマ数の確認は依然やってます。こういう調査こそが最も面白いので、今後も継続していきますよ。
 それではいってみましょう。

第51幕 魔法少女誕生(前編)

大体の内容

 ある日、ラーメンの精から魔法少女になってよ! と言われる女子高3年生女子。流石にギリギリだろー! と思いつつも変身した女子の父の服が弾け飛んでしまうのだが……。

感想

 魔法少女物は先鋭化が進んで来年大学な人でも問題なかろう、とされるジャンルになりましたが、この漫画が出た頃はそこまでのコンセンサスはなく、普通に女子大生が近い人がなあ、って思った記憶があります。ある意味では魔法少女物の過渡期の作品ということもできるでしょう。この期を越えて現在の妙齢で魔法少女というのが一つジャンルになるのだから、時代の流れは恐ろしいのー! って古川登志夫声です。
 ついでにサッカーネタというかアイテムの名前がサッカー選手、というのもその名前で時代を感じます。ホン・ミョンボなんてサッカーファンでないと覚えてないレベルの懐かしい名前や、ピクシー・オレ! の囃子言葉とか、あまりに長くこの漫画が続いているのでかえって時代の残滓を感じれてしまうようになっています。
 十年一昔というなら、二十年は相当昔です。そりゃあもう覚えてない名前を聞くことにもなるよ。
 さておき、前編は変身までやって後編では困ってるひとを助けに、具体的には娘の変身の影響で服が弾け飛んだ父を、というローカル感漂う展開になります。これであんまちゃんとした敵出てきても困るなこれは、と既に読者層が思ってるのである意味強い漫画と読者層だなと思いました。そりゃあ、頭の管からアイテムだしてるので、バトル展開とか無理そうだしなぁ……。

何ネタ?

 魔法少女ネタ。先述の通り時代の過渡期にあったので、ネタとしては今見ると高校生なら全然大丈夫じゃね? と思ってしまいます。慣れとは恐ろしい。今じゃあ婆さんとかでもなるから、高校三年生くらいなら全然あり、ってなるもんなあ。

ページ数とコマ数

  • ページ数:9ページ
    • 前後編だが、ページ数をあわせてもそんなにならないので、たぶんこの回最後のコマやりたかっただけなのではないかと思う。そしてやっぱりこれくらいのページ数の方が締まった感じを受ける。無駄がない中でいかに無駄を作るかというチキンレースのような趣きすらある。
  • 総コマ数:62コマ
    • 最少は5コマ。最多は9コマ。平均は6.9くらいか。コマ数が多いとガチャガチャしてる時が多いが、この回もその方向性と感じる。大したことしてないのにバタバタしてたよなあ。
    • 女子38コマ。基本ツッコミなのでわりと出ているが、それでも半分程度。男子24コマ。こっちはだいぶボケながら、次のラーメンの精がいるので少ないのかしら? そのラーメンの精31コマ。ボケにもツッコミにもなるポテンシャルは伊達ではない。最後に父6コマ。この回最後のコマがふつくしい……。まさしく絵になっている。

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