この項について
単発のネタキャラに見合わぬ完成度!
ということで、今日もギャグマンガ日和感想です。やっと6分の1くらいまできました。まだ6倍の量をなんとかせんといかん! たのちい!
さておき、今回もページ数とコマ数は確認しております。やり出したので引っ込みがつかねえ。最後までやるわよ。
第53幕 盆踊れ! ワンダフル魁(前編)
大体の内容
町の盆踊り大会に招聘された盆踊りの達人、ワンダフル魁があまりに怪人物なのだが……。
感想
とにかくワンダフル魁(本名!)の怪人物っぷりだけで全てを押し切る回です。本当にそれだけで押し切るのか!? って驚くぐらいにワンダフル魁が怪人物すぎるのです。定番キャラになるには汎用性がなかったとはいえ、ここまでイカれたキャラ立ちを一つの話で使い切る増田こうすけ采配はズバ抜けています。というか、ここまでピーキーなキャラは一回で終わらせた方がいいのだ、というのは慧眼です。こち亀の特殊刑事みたいな毒気すらありますから何度も登板させるものではないのは確かですが、ここまで仕上がったキャラを単発、は中々できるものではない。ここまでのインパクトを出せるキャラを単発! 欲目はないのか!? であります。
それはさておき、この怪人物を招聘してしまった米原のボンクラっぷりもワンダフル魁がヤバすぎるせいで鰻登りです。しかも色々忘れてることが多すぎて、このボンクラっぷりならワンダフル魁を招聘するのも無理からぬ。と読者も薄々理解できる辺りがトンデモ作劇です。講師役を500円でなんとかしようとか、どう考えても頭おかしいだろこいつ。と思わせる、こちらもピーキーなやつです。ワンダフル魁がいなかったらこいつ主体でネタにされかねないレベル。
この流れのまま、後編へと突入していきます。
何ネタ?
何ネタなんだろう。おかしいキャラクターネタというのが一番でしょうか。ワンダフル魁が際立って怪人物なので、それでこの話が持っている、という意味でキャラクターネタですね。この怪人物っぷりでお茶碗三杯いただけますわーー! ではあるのである意味では増田こうすけ先生と読者のWin-Winな関係の一つの結実と言えるかもしれません。
ページ数とコマ数
- ページ数:9ページ
- 後編が4ページなので、なんで後編に分けたんだ? ではありますが、ここでオチてるといえばオチてるので、一拍置くのは分からんでもない。
- 総コマ数:58コマ
- 最少は4コマ。最多は8コマ。平均は6.4程度。やはり6に収斂するのだろうか。
- 米原33コマ登場して、望月21コマ登場。振り回され役ですが、二人で出番を分け合った形です。ワンダフル魁が怪人物すぎるので、一人では対処できないと言う判断でしょう。(そうか?)
- そのワンダフル魁は34コマ登場。ひたすら怪人物なのでもうちょい出てるかと思ったら、そうでもなかった。印象が強すぎる!