『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第10幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 日和の話感想、全部やる! というイカれたダンスで答えを探す、だーけさー! なムーブをやり始めました。毎日毎日やっていこう、と言う腹です。メインコンテンツ感重点!
 自分の日和好きがどこまでなのか、それを見極める為の施策です。俺が宇宙で一番日和を楽しめているんだ! と言う不遜の発露でもあります。わたしは、カリスマだ!(その後悪口で気絶)
 感想だけでもあれなので、ページ数とコマ数も調べておきます。何の用もないわ! なものですが、調べるのは意外と楽しいのです。
 さておき、それではいってみましょう。

第10幕 ニュートン万有引力

大体の内容

 ニュートンは何か凄いことに気づく手前にいた。何かが落ちるとそれに近づいていると気づき、落ちる物を見るため街中をうろつくのだが……。

感想

 落ちる、という事象を、いろんなもので且ついろんな叱られも込みでやるという変な意欲のある回。且つ、積み重ねがある、と言う話。
 ここでのニュートンの言い訳具合は、のちのクマ吉君の言い訳に通じるものを感じます。こういう連なりを感じるのも再読の醍醐味です。
 ニュートンは名物キャラにはなりませんでしたが、この感じがあったからクマ吉くんに活きていると思うと、増田こうすけ先生は無駄になりそうなのをきっちり拾うなあ、となります。
 さておき、ニュートンが絶妙にクソ野郎で、だから叱られが落下とセットになるのがこの話の肝で導線。この万有引力への気づきが碌でもないことによって、という形でニュートンを俗化している。とまでいうと言い過ぎですが、笑いにつなげつつ、どう気づく? という興味を惹き続けます。この辺は素直に上手いです。
 とはいえオチは肉みたいなのが! という強引。惹いてきた帰結がここかよ! みたいなやつです。でも、この無茶苦茶ないオチも、うんうん、これもまたギャグマンガ日和だね! とはなるので、それらが積み重なって日和ブランドの強さとなったと感じるところです。逆に言うとブランドになる前から変なネタ多すぎる!

史実ネタ

 アイザック・ニュートン
 万有引力の法則
 定番のりんご落ちネタがあるニュートンのそのエピソードが、かなり変な形で改変されているのが、この回の肝。ギャグ漫画だからギリ許される感のある史実ネタと化しております。いつものことか。

ページ数とコマ数

  • ページ数:14ページ
    • 意外と少ないような、意外と多いようなページ数。そういう意味では絶妙のペースだったと言えるかと思います。無駄さも、無駄と言えば全部無駄なので、楽しい無駄感のあるページ数です。
  • 総コマ数:78コマ
    • 平均は5.5コマ。最少は3コマで2ページ目。最多が7。でも5や6が多く、だから平均は少なくなったか。
    • ニュートン62コマ。基本的にニュートンしか出ない回なので当然沢山出ますが、それでもニュートンが出てないコマもそこそこあるのが面白い。説明コマだとキャラ出せない、ってことか。

過去ログ

まとめ置き場