『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』一話一話の個別感想 第113幕

増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 7 (ジャンプコミックスDIGITAL)

この項について

 隙間時間! そういうのあるのか。
 ということで、隙間時間にカカッと書いているギャグマンガ日和感想一話一話です。長い回は大変ですよ、ええ。でも楽しいからやっちゃう。この漫画好きだから、どこまで楽しめるか勝負しているとこありますね。俺の好きが勝つか、この漫画のやばさが勝つか。という。なにがというだ。
 さておき、一回一話感想を書く、というのも習慣化してきました。隙間時間に書けるよう、調べることはカカッとやっておくと大変おさまりがよい。日和を持ち歩くのはなんなので、内容をカッと覚えてから、色々な隙間時間に書く。やはりこれですな。
 ページ数とコマ数も確認しています。これがやっていると色々と見えてくるから堪らんちん。幻覚が見えている可能性も微レ存ですが。
 さておき、それではいってみましょう。

第113幕 マッチ売りの少女

大体の内容

 マッチを売る少女であったが、そのマッチを使うとなんか人が見える。さらにマッチを使い、マッチの精となのる者と対話するのだが……。

感想

 マッチ売りの少女が、マッチの火の先にマッチの精をみる、という普通に幻覚みるよりはいいんだけど、の回。
 この回の白眉はマッチ売りの少女がパワフルだという点です。増田こうすけ漫画の作風で元ネタのマッチ売りの少女のような悲愴感が出ないのは分かりますが、そこでパワフルに方向をふるのがまた、増田こうすけ漫画、としか言えません。マッチを買わない相手にヒップアタックをかますマッチ売りの少女に、悲愴感を持つのが無理というのもありますが。
 その上で更にやや様子のおかしいマッチの精がマッチの売り方伝授などもするので、元祖のマッチ売りの少女に足りなかったのはそういう販売戦略だったんだよ! みたいな顔でやりはじめてきて、この辺もパワフルです。マッチの精がバックにいる! そういうのもあるのか。
 とはいえ、増田こうすけ漫画でそれがうまくいくはずもなく、マッチの精は変なフェイントしてくるし、そもそもヒップアタックの餌食だけが増えていくという展開には舌を巻きます。ヒップアタックをする必要性もないし、そもそもヒップアタックするマッチ売りに近寄りたくないし、なので完全に商売としては破綻しているのが特にいいです。同じ家に人がすっ飛んでいくのもまた天丼として大変よいです。ちゃんとオチにも使われているし、意味がしっかりある天丼です。
 さておき。
 アドバイスだけでは足りないと、最終的にマッチの精をこちら側に無理やり連れてくる展開も、パンイチおじさんを降臨させるのには手持ちマッチを全部使てしまうという代償がでかすぎるので笑いました。マッチ全部燃やしてパンイチおじさんですからね。全然釣り合ってない! というか、そもそも出たら帰れないマッチの精。お前それでいいのか? マッチついてないと駄目ってどういう生態なんだ?
 そしてあの後どうなったか、というのは語られないので、マッチの補充をしに行ったりしたのかしら? とか、どやされそうだなあ。とか考えさせられるオチでした。不要な考え!

何ネタ?

 世界名作劇場チックなネタ。わりとベタな話のマッチ売りの少女が、増田こうすけナイズドされることによりパワフルな話になってしまいました。火のついたマッチの先に幻覚ではなくマッチの精が見える、というのは中々面白いネタだったかと。そのせいで、先述通りパワフルな話になっていくのですが、読者も特に悲劇が見たいわけではないので、win-winの関係性がこのネタにはあります。

ページ数とコマ数

  • ページ数:12ページ
    • 長めのページ数に大きめのボケと小さめの天丼を絡めてあり、12ページをきちりと乗り切っている。天丼ネタがちゃんと〆で活用されているのは結構好き。その天丼が埋め草ではないちゃんとしたネタとして成立している。
  • 総コマ数:77コマ
    • 最少は4コマで1ページ目。最多は8コマで12ページ目。最初が最少で最後が最多のパターン。パターンっていう程多くはないが。平均は6.4コマライン。妥当なラインです。
    • マッチ売りの少女55コマ登場。ボケもツッコミもこなすマルチリンガル(違う)な存在でした。当然登場コマも多い。マッチの精41コマ登場。基本ボケだが、マッチ売りの少女がボケるのでボケという感じが薄め。とりあえず不審人物度がやたら高い。

過去ログ

まとめ置き場