「このライトノベルがすごい!」遅まき雑感。

  • 全体としての出来は、俯瞰してみるに中級者向けという雰囲気。 少なくとも初心者向きだとはいえないし、マニア向けとしては所々力が入っているもののやや淡白。 なので中級者向けと見るのが妥当と思われます。
  • ランキングは十分に順当とも不当とも。 書評家や書評サイトの点数配分がやや高いきらいがある以外は問題ない。 高い点数が欲しいなら、書系サイトとして名をあげるのが手っ取り早いと思う。
  • キャラ、台詞ランキングはノーコメント。
  • 作品紹介は紹介としては妥当。 その中でも分類のされ方がなかなか興味深い。 少なくとも「そう写る」というのが特に。
  • 作家アンケートは個々の差が如実に現れていて、なかなか巧企画。 よく見ると高橋弥七郎のいつもどおりのテンプレート解答や冲方丁のテンションの高さ、あざの耕平の商魂も味わい深い。
  • 目利きランクは普通。 全体的にもっとぐちゃぐちゃに入り乱れるという予想が目立つ。
  • 対談はまあこんなもんだよな。 特に叩かれる理由もないんじゃないかとすら思う。 いいやん、ダラダラで。 叩く人がそこに入れないということだけ見ても、叩きはただの遠吠えレベルだと思う。
  • 作作法とレーベル傾向はそうしたい人専用。 傾向はそれはそれでレーベルの見方が見えるので、使い方次第といえよう。
  • 中級者の向上用書籍としては、なかなか価値がある。

こんなものかな。