愛無い人

「君はそのジャンルを真に愛していない」という言葉にひどい胡散臭さを感じてしまう。
一つは私が何かに対して「愛」を持たない事から来る。 私としては「愛がある」じゃなくてただ「好き」なだけなのだ。 単に自分に心地いいというだけでの好意なのだ。 エゴでしかない。 それをなんだか素晴らしいもののように取り繕うようで、「愛」という言葉が胡散臭い。
もう一つに、その台詞を言った人の「愛」とはその人基準のものであり、それと違えば誰だって「愛がない」と判定する言い草だからだ。 誰だって自分と同じ形の「愛」を持っているという短慮でしかないからだ。
もって、私は「真に愛していない」という人をあんまし信用しない。