マジョリティについて

この文章を見ている人はほぼ絶対的にマジョリティです。 つまり多数派です。 どこの国であろうと、どこの会社であろうと、どういう皮膚の色であろうと、どういう趣味嗜好であろうと、自分でどんなにマイノリティ、少数派だと自認していても、あなたは絶対間違いなくマジョリティ、多数派なのです。
なぜなら
「目が見える」
という事が既に多数派なのです。 つまりこれが見えていること自体、多数派に所属しているという証です。
かように、人はどこかで無自覚に多数派なのです。 そしてそれゆえに、人が起こす行動には無自覚に少数派を踏みにじっている可能性が常にある。 自分を少数派として踏みにじられたくないと思っている側で、気が付かないうちに少数派を踏みにじっている。
マイノリティを叫ぶ時、実は自分が確実にどこかでマジョリティである事を覚えておくといいかもしれないという話。