不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第一回

10先勝負を挑みますわ!!

ゲーミングお嬢様 - ジャンプルーキー!

この項の説明ッ!!

 業界に旋風というか颶風を巻き起こしている大@nani『ゲーミングお嬢様』のワードを深かったり浅かったりする掘り方をしてみようという試みです。完全にノリでやっているので今後どうなるかわかりませんが、適当に書いて楽しみたいと思います。癒すぞ、俺を。

第一回『10先』

 10先とは。漫画の方にも書いてありますが、そのアトモスフィアはあれだけでは伝わりきらないだろう。という老婆心から、具体的にどういうことか、という話をします。
 10先とは。格ゲーするものならやったこともありましょうが、そうでない人もいるので、ちゃんと書きますと、同じ組み合わせ*1で、10勝を先にした方が強い。そういうある意味シンプルな思考に基づいて生まれた決着法です。起源はあいまいですが、昔から、『バーチャファイター』辺りからな気がする、と歴史修正主義しておきます。
 さておき。
 この10先、聞くだけだと簡単そうに聞こえるかもしれません。ゲー嬢2話で蹴子様が100先って言い放ってるのを聞いて、それはヤバそう、とは思えるでしょうが、10先だと10勝でしょう? と侮りかかる人もいるかもしれません。
 しかし、10先にかかる時間を聞けば、結構な人はWHAT!? ってなるかと思います。
 10先、実はこじれると1時間半はかかります。
 これが如何にきついか、というのは、対戦ゲームをする人、将棋などをする人ほどすっと砂が水を吸うように感得出来るかと思います。1時間半、集中し続けるということが如何に厳しいか。これが分かっているのといないのとで、感得の違いがあるのです。
 特に、格ゲーは対戦するものの中でも、要求されるものが多岐に渡っています。操作精度、反射神経、戦略理解、対処能力、そして集中力。これらが絡み合い、高いレベルで組み合わさっているのが、格ゲーの恐ろしい所なのです。
 でも、大会とかなら似たようなものでは? 連戦もするだろうし。という疑問を持つ方は中々筋がよろしい。しかし、10先と大会とは、似て非なるものがあります。それは、大会は連戦するにしても、一戦一戦にインターバルがある、という点です。
 大会でも2先とかありますが、それでも10分もあれば終わり、次の待ち時間となります。
 10先ではそれはあまりありません。インターバルある場合もありますが、より強さ、地力が出る連戦をすることが殆どです。その為、1時間近く、その選手の持つもの全てをぐつぐつとせねばならないのです。10先も、一方的なら30分くらいですが、そんな差のある相手と戦うことはまれであることは、諸賢ならお分かりいただけると思います。つまり、ギリギリの実力差だと、1時間から1時間半、その選手の精度の粋を出し続けなければいけないのです。その負担を考えてみれば! あな恐ろしや!
 かように、10先というのは恐ろしいものなのです。そりゃプレイスタイル変わるわ、ですし、100先で死人が出ますわ発言も、あながち言い過ぎではないのも、また理解いただけるかと思いますが、10先も中々濃い戦いだ、という理解を、最後に持って行っていただきたいと思います。
 とかなんとか。

*1:場合によっては、申告していたキャラの範囲でキャラ替えが可能だったりも。