不定期な今日の『ゲーミングお嬢様』のワンワードから 第三十七回

この項について

 まさかの全国大会編が行われるとはこの海のリハクの目をもってしても……! という自動的に節穴扱いされる程度のアイな読者である私が、格ゲー用語について適当に語り散らす場。それがこの項です。
 いつのまにか結構続けていたこのシリーズですが、ネタが無尽蔵に繰り出されるので、ネタにするのが楽しくてたまらない割には一ヶ月沈黙していたのは僕と君だけの秘密ですわ……!
 さておき、それではいってみましょう。

第三十七回『コンボ』

コンボだけなら私の方が上手い

 コンボとは。連続技、連続でヒットする技の連なりを言います。以前エリアルコンボ*1の話は書きましたが、そもそもコンボの話をしていないことに、わりと今気づいたので、ここはその辺の修正も含めて記述していきたいと思います。
 で、コンボですが、これがコンボと呼ばれるようになるにはわりと時間があります。連続技、という言い方の方が先にあったと記憶していますが、これがいつから言われるようになったのかは色々と諸説あるところかと思います。
 連続技、と言う概念がしっかり把握されたのは当然格ゲー勃興の祖、『ストリートファイター2』でしょう。キャンセルという概念もここで生まれたものですが、それを駆使したコンボ以外にも、通常技をヒットさせる目押しコンボ*2もこの頃からありました。通常技を当てた後の有利時間、のけぞり時間のうちに次の技を当てる、というものですが、この思想こそコンボの基本となっています。
 つまり、相手ののけぞりに対して連続で技を当てていく。これがコンボな訳です。それが目押しでつなぐのであっても、キャンセルを駆使するものでも、等しくコンボとなるのです。
 さておき、コンボという名称で呼ばれるようになるのは、ヒット数表示が出てくるようになった頃と軌を一にしているかと思います。確かスパ2X辺りからヒット数表示がでるよになり、そこでCombo、となっていたから、という説もあるはずです。これにより、連続技と言う言い方がコンボと言う言い方へと変わっていきます。そういう意味では、やはりスト2シリーズは強いなあ、という印象です。
 さておき。
 格ゲーにおけるコンボ、というものはどんどんと進化/深化していきました。Youtube辺りでコンボ、Comboと検索すれば唸る程出てくるので、暇がありましたら検索してみる事をお勧めします。それくらいに、今では簡単に見られるようになったものであり、でも、なんかすげえ! なものが沢山あります。まただからこそこんなの出来へんわ……。と思われてしまう要因でもあります。
 確かに、超絶コンボを見るとうわっ! ってなります。しかし、格ゲーは特にですが、その連続でダメージがとれる選択肢を突き詰めていくことで、そのキャラの、そしおてゲームの在り方が分かってくる、と言う側面があります。どこまでシステム的に出来るのか、というのを追求していくと、自然とコンボが伸びていくのです。*3
 そして、色んな状況によってコンボを使いこなせれば、立ち回りも変わってくる。*4そうすれば、戦い方も変わってくるし、更にそれに対応した動きが研究されていく。コンボとは畢竟、格ゲーを統べる一つの軸なのです。なので、初心者の方でも最初は恐る恐るでもいいから、コンボ練習を始めてみることをお勧めします。それによって、格ゲーの深淵へとハマっていっていただきたい。ハマりたくない? いやいやいいや。
 さておき、簡単にまとめると、連続して攻撃を当ててダメージを取るのがコンボ、ということであり、それを追求すると格ゲーの理解が深まるというのもまた、コンボの側面である、ってところでしょうか。
 よし落ちた! 終わった!!