今日の出来事vol'3

 古川日出男「ボディ・アンド・ソウル」を読み続けてみる。私の読書速度の遅さよ、永遠なれ。いや、永遠にこのままというのはそれはそれでどうなのか。あんまり気にはならないけれど、速い方がいいのかなぁと思うときもあり、また、べつに、遅くてもいいやと、思うときもあり。昔、「遅読のススメ」とかいう本を読んで、なんとなく、しかりと思ったからなぁ。
 それはさておき。
 上記で「ボディ・アンド・ソウル」の内容を、「肉体が魂を云々」とか書きましたが、読み進めたら全く違う展開になってました。中盤まで読んだ感じだと、
 「私小説のような日記文学のような幻想小説のような自叙伝のような妄想小説のような俺式文学論のようなメタ小説のような」
 でした。 訳が分からない、と思われるでしょうが、こっちも、訳が分かりません。全部ごちゃ混ぜのような、全然別のような、そんな感じです。ますます訳が分からないでしょうが、そうなんだから仕方がないでしょう。 日記というか手記みたく書いていたかと思ったら唐突に思いついた小説の話を展開したりしたかと思えば唐突に歩道橋の上で寝ていたりとかするんですよ。 どう反応しろと言うんですか。 唐突に「トコロデ蕎麦ハ好キカ?」とか書かれていたりするんですよ。 どう反応しろと言うんですか。 「むしろ終わりかたは一つであってはならない」、「神の作品だって誤読されればいい*1とか言い出すんですよ。 なんだこのファック文芸部的理論は。 フルカワヒデオ(主人公、カタカナ重要)と編集者の人が「フルカワさん、これはたらーんです!」「たらーんか!」とか言うんですよ。 どう反応しろと言うんですか。
 だめだ、もう、メロメロ。メタメタ。