買い物に行く

 フラゲ気味に「瀬戸の花嫁」アニメDVD四巻を買いに行く。ちょっとポップンをしながら待とうか、とゲーセンに。
 ポップンも一通りやり、すっきりしてもまだ時間がある。店が開く時間は10時であっても、商品が並ぶ時間はそうではないからだ。朝のアニメイトは地獄だぜー! という様を何度も見ているので、待つという選択肢が発生したのだけれども、もう少し位で並ぶだろうなーという時間でもあった。
 なので、軽く二階のビデオゲームコーナーでも見てようか、とあがってみた。久しぶりである。格ゲーの対戦は自主的に卒業してしまって、どれ位経つだろう、とかなんとか考えながら見る。変わり映えはそうない。続編ばかりなのは昔からだけれど、こうも変わり映え無いように見え始めたのは何時からだろうか。おそらく、対戦を止めた時からだろう。関心なくなってしまえば、昔どれほど入れ込んでいても、今はただの一ゲームだ。
 もう、昔は当然のように感じられたここの空気を、つながりを、感じる事はなくなってしまったのだろうか。

 ここはもう俺の来る場所じゃないな

 少し、空しくなる。
 と。
 その、空しい空間片隅にオトメディウスが置いてあった。筐体が特別なものなので、奥にあるシューティングコーナーからあぶれてしまっていたのだ。ひっそりと、狂態をさらしている。なにか、自分の感じる違和感の象徴のように、そこにひっそりとあった。
 でも、プレイしたいと思いはしなかった。今思えば、やっておいても良かったかもしれない。でも、なにか気恥ずかしかったのだ。

 ここはもう俺の来る場所じゃないな

 そのまま、店を出た。

それからどした

 予定の買い物終了する。少し待つ間に色々と発見がある。どうやらアニメイトでは漫画等が発売日に買える様になってきているようだ。
 発売日に買える、というのは普通に聞くとおかしいと思われるかもしれないが、ここ岡山では原則発売日に本が出ない。一日遅れで出るのだ。大半の書店、しかも大手でもそうなのである。これは出版社のある東京都の距離を考えれば致し方の無い事。
 そう考えていた時期が俺にもありました。
 それが、ここ最近、近くに「三省堂」が出来てからか「本の森セルバ」が発売日に入れるようになってきて、とうとうその波がアニメイトにも波及したようであるわけだ。これは重畳。ライトノベルも普通に発売日に買えるようになってきたようである。さらに重畳。
 でも、まだ全部の本屋がそうではない。大手は順次そうなっていくだろうけれど、小さい所はどうなるか不透明だ。だが、この波に乗れない所は打撃をこうむるだろう事は想像に難くない。
 近いところが潰れないで欲しいものだが……。
 さておき。
 後、バッカーノのDVDが売っていなかった。そこそこ売れているのだろうと思うと、喜ばしく思ってしまうと同時にしまった、という気にもなる。出遅れた、という気に。明らかに気のせいだけど。
 さておき。
 家に帰る。途中で、バッカーノのDVDの代金を支払う。よし、今後も買おう、という気になってくるがその前に職だ。まあ、なんとかなるだろう。