感想 三上小又 『ゆゆ式 2』

ゆゆ式 (2) (まんがタイムKRコミックス)

　大体の内容。今日も今日とてただの日常。学生ならば当然あるイベントみたいなものは、帯の言うとおり不要なのではないか。そういう感覚に襲われる、本当に普通な毎日。そんな漫画なんで、特にトピック的な話は全くないのですが、それでも無理をすると、この巻では、え、えーと、えーと。と、無理したはずなのにやっぱり特にないのが、この漫画の特異な所と言えるでしょう。
　そんなわけで、唯一なんとかそれなりにトピックと言える可能性が無くもない、相川さん合流ルートのようなものが幽かに見えつつも、三人組はいつもと変わらず、ゆるく可愛くを特にモットーともせずに、だらだらと日常を過ごしていきます。フレーバー的な部分の好みを言うと、昔唯ちゃん可愛すぎるだろ……。の縁と唯の馴れ初め（？）の辺りと、「メチャクチャ陣形じゃ！」がいいですね。陣形ネタはカバー下の本体部分描き下ろしでもネタになってたから、だいぶ気に入ってるネタなんだろうなー。でも、カバー下は『おっぱい→ガッ→おっぱい→ガッ』の部分がおっぱいのリズムでおっぱいぱいでした。いいリミックスだわー。
　後、いつもの通りに唯に大して柚、縁がラブラブしてたりもしますよ？　まあガチガチなラブンと言うよりは幾分にネタ度が高い所もありますが。その辺ががつがつしてないのが、また奥ゆかしいです。仲良きことは美しきかなですね？　たまにネタじゃなくわりとマジな時もありますが、美しきですね？
　さておき、キャラ的な話に推移しますと、やっぱり唯ちゃんは二人&相川さんにラブられるだけあって、可愛いです。他二人が若干ボケ的可愛さ、バカな子ほど可愛い理論で肉付けされているのに対して、ツッコミ役はそういうのが出来ない分、素の可愛さが必要ですが、なんのかんので二人が好きだったり、照れ系で攻められると弱かったりする辺り我本当に可愛い。あー、可愛い。このままの可愛さを維持してほしいなー。