感想 双見酔 『セカイ魔王』2巻

セカイ魔王 (2) (まんがタイムKRコミックス)

セカイ魔王 (2) (まんがタイムKRコミックス)

 大体の内容。「深まる魔王と勇者の謎」対して、力のある魔物は大体変態なのはどんどん明確になっていきます。ジェントルも大概でしたが、モグラさんもパイが好きでどう見てもドラゴンなのも大概でしたが、フィベネットさんも魔王に踏まれたいというさん付けしないといけない変態で大概でしたが、タカさんの“鳥が女性パンツ被ってる”という強烈な絵には敵いません。ちょっと出でインパクトを、インパクトを、というのが空回り過ぎてしまってここまでの強烈な変態を作り出してしまった双見せんせの今後が心配です。これ以上を考えるとか、大丈夫なのかなー。もう変態でないという公算も強くはありますが!
 さておき。
 この巻でのアルシャさんの立場はほとんどありません。出番が全体の二割程度という時点で主人公とは…。悲しみとは…。という感じに悲しみを背負っていますが、実際弱いままでは話にならないし、今はマオさんのターンで魔王と勇者というのをじっくり見ていく、調べていく形ではアルシェさんの出番はほぼ無いといえばそうなんですよね…。魔物と話さないといけない場面がほとんどだったし。だから、まず強くならないと。しかし、アルシェさんの強さというのは、一体なんなのか。そもそも勇者の強さとは? その辺も謎めいていますが、明かされるようになるのかなあ。描き下ろしの部分とかも意味深であって面白いかったんですが、これでなんか打ち切りとかでもやもやしたまま終わったら切ないので、頑張っていただきたい。謎がちゃんと解けないで終わるとかにならないでくれい!
 さておき。
 対するマオさんはというと、マオさん、どんどん名声を得ていく、というのが中々楽しかったです。拳の勇者とかを後に〜メソッドされるとどうにもいですよね。そうかー。後に呼ばれちゃうかー。というか拳の勇者ってなんだかコワモテっぺれえのに可愛い女の子、というのは余計呼ばれるフラグですよね…。この漫画世界だと殴られたいというアレなおっかけが生まれるのも時間の問題ですよ!いやいや、いやいや。
 さておき。
 キャラ的にはマオさんが一番ではありますが、僅差のニッカさんが結構好きです。食いしん坊が行き過ぎてしまっているという辺りが特に。後、「いくらあっても食べ切ってみせる」のドヤ顔の無駄さ加減とかも素晴らしいですね、意味不明で。
 とかなんとか。